ペル・マティアス・ヘグモ監督 写真:Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終節でハノイFCと対戦する浦和レッズ。マチェイ・スコルジャ監督の後任としてスウェーデン1部BKヘッケンFF率いるペル・マティアス・ヘグモ氏の招へいが確実とみられる中、同氏は所属クラブに対して退団を申し出たという。

 ヘッケンと2024年まで契約を残しているヘグモ監督の去就を巡っては、スウェーデン代表監督就任の可能性が取りざたされる中、先月にスウェーデンサッカー協会(SvFF)幹部と本人が会談。ただスウェーデン紙『エクスプレッセン』は先月28日に「彼は浦和からの経済面で非常に有利なオファーを受け入れるか検討中だ」とリポート。SvFFよりも好条件のオファーも提示したとみられる中、一部メディアは今月はじめに「浦和行きが決定的」と報じていた。

 そんな中、スウェーデン紙『Sportbladet』は6日に「ヘグモは今朝、ヘッケン幹部や選手に対して退団の意思を伝えた。何も起こらなければ、浦和の監督に就任する見込み」とリポート。これによると、指揮官が浦和を含む海外複数クラブからのオファーを明かしたのは2週間前であったが、この時点ではスウェーデン代表次期監督の最有力候補だったとのこと。ヘッケンは7日にも同監督の退任を公式発表するという。

 ヘグモは2000年のシドニー五輪でノルウェー女子代表監督として金メダルを獲得したほか、2013年から2016年にかけて同国男子代表を指揮。2021年6月からヘッケンを率いており、2022シーズンにクラブ史上初のリーグ優勝を達成。2023シーズンも首位マルメから勝ち点7差の3位と、上位争いを繰り広げた。