マイケル・オルンガ 写真:Getty Images

 かつて柏レイソルに在籍していたケニア代表FWマイケル・オルンガは現在、カタール1部アル・ドゥハイルSCでプレー。今月5日開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ペルセポリス戦で決勝ゴールを挙げたが、試合中にJリーグでプレーしたことによるアドバンテージを感じる場面があったという。

 オルンガは柏在籍時にJ1リーグ得点王とMVPに輝くと、2020年12月に柏からアル・ドゥハイルへ完全移籍。加入1年目から持ち前の決定力を発揮し、国内カップ戦優勝に貢献。2022/23シーズンも国内リーグ戦で22ゴールと2シーズン続けて得点王のタイトルを獲得。今年夏にエバートンをはじめ複数の移籍先候補が報じられたものの、残留に落ち着いている。

 Jリーグで驚異の得点能力を発揮したオルンガだが、2023/24シーズンも国内リーグ戦8試合の出場で7ゴールと、開幕から本来のパフォーマンスを発揮。ACLグループステージでも、ここまで4試合出場で3ゴールをマークしていた。

 そんな中で迎えたACLグループステージ最終節のペルセポリス戦では、64分からピッチに立つと、1-1で迎えた83分に勝ち越しゴールを奪取。直後85分にベンチへ退いているが、81分にペルセポリスにPKが与えられたシーンでは、飯田淳平主審に詰め寄っていた。

 試合後、本人はX(旧ツイッター)を更新。飯田主審とコミュニケーションをとるシーンをアップした上で、「昨日のACLの試合では主審が日本人でしたが、少し勉強した日本語のおかげでチームメイトに代わってコミュニケーションを取ることができました。壊れてたから面白かった」と日本語で投稿すると、日本のファン・サポーターから「柏レイソルでの経験が活きていて嬉しい」「着実に日本語習得している」「日本に帰って来て!」といったメッセージが寄せられているほか、「最後の分さすがに誤訳だよね」と突っ込まれている。

 なおアル・ドゥハイルはペルセポリス戦で勝利も、2勝1分3敗とグループ3位で敗退。昨季につづく決勝トーナメント進出とはならなかった。