目次
中卒が取得する資格を見極めるための4つのポイント
中卒が本当に狙うべき国家資格5選
中卒が取得する資格を見極めるための4つのポイント

この章では、中卒の人は実際に取得する資格を見極めるためのポイントを4つご紹介いたします。
どうせ取るなら就職に大きく役立つ資格を取るべきなので、中卒でも取得できて役に立ってくれる資格を選びましょう!
4つのポイント
- 価値が落ちない国家資格
- 国家資格とは国の法律に基づき定められている資格のことで、取得することで社会的な信頼度が上がり企業からの需要も高まります。中卒という学歴であっても国家資格を取得していれば、十分就職においては有利になることが考えられます。
- 独立開業に結びつく資格
- 国家資格の中には将来的に独立しやすい資格というのも存在します。最初は資格を活かして働き、経験を積んだら個人で独立して開業することができるのが魅力です。雇われる側から雇う側になるチャンスがあります。
- 民間資格なら希望職種に関連のある資格
- 国家資格を持っていることで社会的な信用が上がり就職にも有利になりますが、実際国家資格はハードルが高く取得までに時間がかかってしまう場合もあります。その分民間資格ならそこまで難易度が高くないものも存在します。なるべくなら国家資格が良いですが、難しい場合にはなるべく自分の希望職種に活かせる民間資格を取得しましょう。
- 学歴不問で受験できる資格
- 様々な資格がありますが、その中には学歴の制限があるものも存在します。中卒となると学歴不問で受験できる資格しか受けられないので注意が必要です。難易度の高い試験であっても学歴不問の資格があるので、覚悟があるならチャレンジすることも可能です。一度取得すれば一生役に立ちますからね。
ユーくん やっぱり国家資格か〜
ダルマちゃん 国家資格は国が認めた資格だから、学歴がなくても国家資格があればかなり評価は高いぞ。
しっかり勉強して知識や技術がないと合格できないから、取得すればそれなりの恩恵が受けられるということ。
どうせ資格取得をするのであれば、一生役に立つ資格をとっておこうぜ!
中卒が本当に狙うべき国家資格5選

この章では、資格取得を目指す中卒の人へ向けて中卒の人こそ取得すべき国家資格を厳選してご紹介します。
「資格を取得して人生を変えたい!」という人はぜひ前向きに検討してみてください!
5つの国家資格
- 宅地建物取引士
- 中小企業診断士
- 旅行業務取扱管理者
- 貴金属装身具製作技能士
- 調理師
宅地建物取引士
中卒の人こそ取得するべき資格の一つに『宅地建物取引士』があります。
一般財団法人不動産適正取引推進機構が主催する『宅建試験』に合格すると『宅地建物取引士』の資格が取得できます。
『宅地建物取引士』は、不動産会社が土地や建物の売買や賃貸物件の斡旋を行う際、お客様が不当な契約で思わぬ損害を負うことがないよう契約に必要な重要事項を説明するために必要な資格です。
中卒になぜおすすめできるのか
- 不動産業界は学歴不問の求人が多い実力社会
- 不動産営業職は学歴で給与の差がない
取得前と後でどう変わるのか
- 土地や建物についてお客様に詳しい説明ができるようになる
- 不動産業界で重宝される人材になる
- 建築会社・金融機関でも働くチャンスができる
- 独立開業のチャンスもある
中小企業診断士
中卒の人こそ取得するべき資格の一つに『中小企業診断士』があります。
『中小企業診断士』とは経営コンサルタントとしての唯一の国家資格で、経営全体を幅広く診断し解決策を立案できる能力が必要とされます。
実際資格を取得するまでには試験だけでなく実務補修などもあるので、これまで紹介した資格よりも資格取得までに手間がかかります。
しかし、資格を取得すれば様々な分野で働き口があるので、自由に仕事を選択できる権利を得ることになります。
中卒になぜおすすめできるのか
- 中小企業診断士の試験は範囲が広く専門的なもので、受験者のスタートラインが一緒
- 一部の科目では数式や経済学の知識が必要だが、大多数は試験への予備知識がない状態
- 学歴によるスタートラインの差はほとんどなく中卒でもチャンスがある
取得前と後でどう変わるのか
- ビジネスに関する幅広い知識やスキルを身に付けることができる
- 経営資源を横断的に見る力が身につく
- ロジカルシンキングのスキルが身につく
- 各部署・事業の間をつなぐパイプ役になれる
- 経営コンサルタントとして独立のチャンスもある
- 経営コンサルティング会社だけでなく幅広い分野で活躍できる
(営業コンサルティング・マーケティング・経営スタッフ・IT部門など)
旅行業務取扱管理者
中卒の人こそ取得するべき資格の一つに『旅行業務取扱管理者』があります。
旅行業務に携わるのに必要な資格であり、旅行の企画立案、取り引きや実施などに関する知識を持っていることを証明してくれます。
旅行業務取扱管理者の種類
- 国内旅行業務取扱管理者資格
- 総合旅行業務取扱管理者資格(海外)
- 地域限定旅行業務取扱管理者資格
まず、『旅行業務取扱管理者』の試験を初めて受ける人のほとんどが『国内旅行業務取扱管理者資格』を目指します。
『総合旅行業務取扱管理者資格(海外)』は『国内旅行業務取扱管理者資格』を持っていると一部試験が免除になるので、受験する順番を間違えないようにしましょう。
勿論中卒でこの資格を目指す場合は『国内旅行業務取扱管理者資格』試験から受けた方が良いでしょう。
中卒になぜおすすめできるのか
- 旅行の営業所では、最低一人は国内旅行業務取扱管理者が必要
- 旅行会社で勤務する上で欠かす事の出来ない資格
- 旅行会社は学歴だけでなく資格も評価してくれる
- 経験を積めば独立できる可能性もある
取得前と後でどう変わるのか
- 旅行に関する営業所の運営ができるようになる
- 管理者としてクレームへの適切な対処をする能力が身につく
- 企画旅行の計画ができるようになる
貴金属装身具製作技能士
中卒の人こそ取得するべき資格の一つに『貴金属装身具製作技能士』があります。
これは指輪やネックレスといった装飾品の制作技術を認定する国家資格で、一般的にジュエリーデザイナーの仕事に就く人が取得する資格です。
試験は『中央職業能力開発協会(JAVADA)』が主催する技能検定になります。
階級
- 1級(最難関)
- 2級
- 3級
中卒になぜおすすめできるのか
- 3級は実務経験や学歴の有無を問わず受験可能
- 高卒者や大卒者よりも早く現場でキャリアを積める
- アクセサリー作りには学歴よりもセンスや腕が重要
取得前と後でどう変わるのか
- 3級を取得し現場でキャリアを積めばどんどん上の階級試験を受験できる
- 経験を積めば独立するチャンスもある
調理師
中卒の人こそ取得するべき資格の一つに『調理師』があります。
日本では国家資格である調理師免許を取得していない人は、『調理師』と名乗ってはいけません。
実際飲食業界では資格がなくても働くことが可能ですが、資格を持っていると飲食に関する十分な知識を認められ就職・転職に有利になります。
調理師になる2つの方法
- 各都道府県が指定している調理師学校(養成施設)を卒業する
- 飲食店などで2年以上の調理の実務経験をもとに、調理師試験に合格する
中卒の人が調理師を目指すのであれば、『②飲食店などで2年以上の調理の実務経験をもとに、調理師試験に合格する』方法が良いと思います。
受験して調理師学校に入学するとお金がかなり必要になるので、飲食店で働きながら勉強して2年以上経過したら試験を受けるのが良いでしょう。
中卒になぜおすすめできるのか
- 国家資格の中で合格率が高め
- 料理の世界では資格が信頼に繋がる
- 大手企業や高級ホテルの求人に応募できるようになる
- 将来自分の店をもつチャンスがある
取得前と後でどう変わるのか
- 実務だけでは得られない知識(栄養学・公衆衛生学など)を学べる
- 飲食業界で需要の高い人材になれる
- マネージャーや料理長など責任のあるポストを目指せる
- 無試験で食品衛生責任者になれる
- より高度な調理師資格(ふぐ調理師・製菓衛生師など)の資格取得を目指せる
ユーくん 中卒でもこんなにたくさんの資格を取れるチャンスがあるんだ〜
ダルマちゃん そうなんだよ。
しかも国家資格って一度取得すれば一生使えるからね。
もし中卒で就職に悩んでいるんだったら、資格取得を考えない手はないよね!