目次
【2023年最新】軽自動車は白ナンバーに変更できない!
軽自動車の白ナンバー取得料金はいくら?
【2023年最新】軽自動車は白ナンバーに変更できない!
軽自動車のナンバープレートは一般的に黄色ナンバーですが、合法的に白ナンバーを装着する方法があります。それは「特別仕様ナンバープレート」を入手することです。
特別仕様ナンバープレートは車両情報を伝えるナンバープレート本来の役割に加え、イベントの促進や周知活動などの目的を持って発行されるものになります。
しかし、2023年現在、軽自動車を白ナンバーにする方法はありません。なぜでしょうか?
今後また軽自動車の白ナンバーが取れるようになる?
以前は、小さくロゴが入っただけのモノトーン版の特別仕様ナンバープレートを選ぶことで、軽自動車にもの真っ白のナンバーが装着できました。
しかし現在の特別仕様ナンバープレートは背景色が白であっても、もれなく色枠が追加されるようになっています。
特別仕様ナンバープレートに付く色枠は、軽自動車の区分をわかりやすくするための措置であり、今後ラグビーワールドカップや2020東京オリンピック・パラリンピック時のように、軽自動車に向けて真っ白なナンバープレートが発行されることはないでしょう。
軽自動車の白ナンバー取得料金はいくら?
軽自動車の白ナンバー取得にかかる基本料金は都道府県によって差があるものの、8,000円から10,000円程度となっています。
また、寄付金の有無によって料金は異なります。ケース別軽自動車の白ナンバー取得料金は以下の通りです。
ケース1|寄付なしのモノトーンカラー版の取得料金
ケース2|寄付ありのフルカラー版の取得料金
ケース1|寄付なしのモノトーンカラー版の取得料金
寄付金を納めない場合、ナンバープレートは色のないモノトーンカラー版で交付されます。模様は入っていますが、色がついていないタイプのナンバープレートです。
モノトーンカラー版は「寄付金を払わずにナンバープレートを変更したい」「黄色ナンバーは嫌だが、色付きで目立ちたくない」という方におすすめとなっています。
モノトーンカラー版で軽自動車のナンバーを取得する際の目安料金は以下の通りです。
全国版図柄入りナンバープレート:8,000円~10,000円程度
地方版図柄入りナンバープレート:7,500円~9,500円程度
大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート:9,000円程度
※1 金額は税込
※2 料金はナンバープレート2枚セット、1枚のみでは半額となるケースが多い
参考:地方版図柄入りナンバープレート【登録自動車 中板】 交付手数料(2枚セット)
ケース2|寄付ありのフルカラー版の取得料金
寄付金を納める場合、フルカラー版でナンバープレートの交付を受けられます。寄付に必要な金額は1,000円以上であり、1,000円以上であれば金額は任意です。
国土交通省によると、寄付金は当該地域における交通改善、観光振興などに資する取組みに充てられています。
また、寄付金を納める場合、フルカラー版だけでなくモノトーンカラー版を選択することも可能です。
フルカラー版で軽自動車のナンバーを取得する際の目安料金は以下の通りです。
全国版図柄入りナンバープレート:8,000円~10,000円程度+1,000円以上の寄付金
地方版図柄入りナンバープレート:7,500円~9,500円程度+1,000円以上の寄付金
大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート:9,000円程度+1,000円以上の寄付金
※1 金額は税込
※2 料金はナンバープレート2枚セット、1枚のみでは半額となるケースが多い
参考:全国版図柄入りナンバープレート【登録自動車 中板】 交付手数料(2枚セット)
軽自動車を白ナンバーにするデメリット
白ナンバーであるデメリットに挙げられるのは以下の3つです。
普通車との区別がつきにくくなる、またはナンバー自体の耐久性が低いなどの弱点が指摘されています。
普通車と間違えられる可能性がある
ナンバープレートの耐久性が低めである
元のナンバーから差し替えると取得費用が余分にかかる
普通車と間違えられる可能性がある
1つ目のデメリットは「普通車と間違えられる可能性がある」点です。
このデメリットが表面化するのは高速道路の料金所が挙げられます。近年では「ETC」(電子料金収受システム)の車載器が搭載されている車が増えて、人の手によって高速道路の通行料金を支払う場面が減少しました。
軽自動車が黄色ナンバープレートとなった理由には“普通車との区別をつける”のが挙げられますが、ETCの普及に伴い、黄色のナンバープレートである必要性がなくなったとも考えられるでしょう。
しかし、日本各地には未だに通行料金を人の手で直接支払う料金所施設も存在します。可能性は低くなっているものの、通行時に普通車と間違えられて、通行料を普通車設定で請求されるかもしれません。
ナンバープレートの耐久性が低めである
2つ目のデメリットは「ナンバープレートの耐久性が低めである」点です。
通常使用されている黄色のナンバープレートでは、アルミ素材のプレートに黄色の塗料が塗られて製造されています。しかし、2020東京オリンピック・パラリンピックでの特別仕様、ご当地ナンバーなどの特殊なナンバープレートでは「ラッピングシート」と呼ばれる材料が使われており、絵柄や数字部分の文字が剥がれてしまう恐れもあるそうです。
黄色のナンバープレートよりも耐久性で見劣りするかもしれない点を加味して、白ナンバーを選ばなければならないでしょう。
元のナンバーから差し替えると取得費用が余分にかかる
3つ目のデメリットは「元のナンバーから差し替えると取得費用が余分にかかる」点です。
新しく軽自動車を購入した際に白地のナンバープレートを選ぶなら、余分な費用をかけずに通常かかる登録費用だけでナンバーを取得できるでしょう。
しかし、今まで黄色ナンバーを使っていた、あるいは他所から転居してきて車の登録変更を余儀なくされた人が新たに白ナンバーとする場合、“再登録”としてナンバープレートの取得費用がかかるのを覚悟しなければなりません。
また、ナンバープレートを変更する際、ETCを利用しているユーザーであれば別途「ETCの登録情報」も差し替えが要求されます。ETCの情報登録に関連した変更方法はディーラーやカー用品店など専門業者に頼まなければ難しいため、作業を依頼するのにも費用がかかると想定すべきでしょう。