本命マハゼ登場
続いて少し上流方向にある船着場に移動。船の影と日向のラインに仕掛けを落とし探るとすぐにヒット。活性の高いハゼがいればすぐに回答が来るのが良いところ。最初のヒットは手のひらサイズの良型だ。1匹釣れると周辺にも大抵他のハゼが潜んでいる為、入れ食いになることもある。
魚の反応がなくなったらサッと移動するのが吉。魚が次々と入ってくる魚影が濃いところなら一箇所で粘っても良いが、投げ釣りよりも探れる範囲が限定的な脈釣りは足を使わないと数がでないことも多いだろう。
サイトフィッシングが面白い
干潮近くになり浅くなるとサイトフィッシングでも狙えることもある。サイトフィッシングでは、錘の着底に反応して餌を追いかけるハゼを見ながら釣りができる。目が悪いのか、餌に夢中になのか、人が覗き込んでいる足元でも餌を追いかけ釣れてしまう。数匹が餌を追いかける光景もしばしばだ。
サイトフィッシングは視覚的に楽しめるだけでなく、水中の仕掛けと魚の動きを見ることができ、見えない場面でも具体的なイメージを持って魚を誘うことができるようになるだろう。
本命ハゼ連発に満足
船着場にハゼの溜まり場があったようで狙う角度や2、3歩横移動して立ち位置を変えるとポンポンと連続ヒット!ハゼのブルブルという引きが非常に心地良い。時々針を呑まれてしまうこともあるが基本的にアタリに対して合わせを入れられれば上顎に針が刺さる。ハゼの上顎は丈夫なので上顎に刺さればバレてしまうことは基本的にないだろう。
あんまり釣りすぎても食べれないので、小型はリリース。それでも2時間弱の釣行で持ち帰りはハゼ22匹にキス2匹だった。リリースは数えていないが15匹くらい。充分にハゼ釣りを楽しめたので、昼前には納竿とした。
ハゼは食味も抜群
釣った魚は家に帰り唐揚げに。天ぷらも捨て難いが手軽に釣れたハゼは手軽に唐揚げにした。釣った後の食味も楽しめるハゼ。入門向きではあるが慣れないとなかなか釣れなかったりすることもある。
ハゼの溜まる場所と針が大釣りのコツだ。夏頃から釣れるハゼもそろそろ終盤。これから落ちハゼになり難しい釣りになる時もあるだろうが、是非挑戦してもらいたい。
<永井航/TSURINEWSライター>