住民からは州に不満の声も

今回の事件に関して、ネットユーザーからは批判や不満の声が上がっている。

「CRVプログラムは、個数ではなく重量毎に支払われ、消費者は支払った金額の1/2から1/3しか返金してもらえない。カリフォルニア州こそが消費者に対して詐欺をはたらいている」「リサイクルセンターに持ち込まれる缶の数は、4つに1個。カリフォルニア州にはそれらの余剰資金が6億7,200万ドルあるはずだ。こちらも問題視すべきでは」といった指摘や、「リサイクルすることが本来の目的ならば、これらの起業家たちは、地球を救うことに貢献したとして賞賛されるべきだ」といった意見が投稿されている。

消費者監視団体の報告書によると、2010年から2019年の間にカリフォルニア州で少なくとも93人がリサイクル詐欺で有罪判決を受けている。

昨年もアリゾナ州からカリフォルニア州に、空き缶などをリサイクルセンターに持ち込んだ家族が起訴されている。検察によると、この一家は、9トン以上の空き缶を引き換え、1000万ドル以上の利益を得ていたという。