高地の厳しい自然環境に適応しながら、独自の美意識を発揮するヒマラヤの伝統的、民族的なアウターウェア。
ヒマラヤにちなんだ注目ブランド「ABODE OF SNOW(アボード・オブ・スノウ)」が西日本では初開催となる期間限定ポップアップショップ「Himalayan Spirit by ABODE OF SNOW」を展開する。阪急うめだ本店8階「GREEN AGE」を会場とし、期間は12月6日(水)~12月12日(火)の7日間だ。
ヒマラヤの文化と物語を伝える「ABODE OF SNOW」
“雪の棲家”を意味する「ABODE OF SNOW」は、山岳地帯に暮らす人々の文化を伝え、オマージュを表現するブランドだ。
チベット人の母とスイス人の父のあいだに生まれたアートディレクター Tenzin Wild(テンジン・ワイルド)氏と、トップモデルとして世界のファッション業界で活躍してきた岡本多緒氏が手がけた。
再生繊維やオーガニック素材をはじめ、100%リサイクルのダウン&フェザー、生産過程で動物虐待を行わないヤクウールや植物性の中綿カポックなどを使用する。
また、白内障により失明する人の多い山岳地帯の事情に鑑み、売上の一部をヒマラヤ白内障プロジェクトに寄付している。
関西では貴重な機会となるポップアップショップ
ポップアップショップには同ブランドの2023AW最新コレクションが並ぶ。今シーズンのおすすめアイテムを一部紹介する。
YETI CREW SWEATER(66,000円)は、ヒマラヤ山脈やミャンマー、モンゴルなどに生息する長毛の牛、ヤクのウールを100%使用。
ヤクは換毛期になると自然に毛が抜け落ちるため、従来のウールのような遺伝子組み換えや虐待などは行われない。
MILA 2.0(99,000円)は撥水性のあるリサイクル・ポリエステルと、リサイクル・ダウン&フェザーで作られた、次世代のMILA RECYCLED DOWN JACKET。
ミラとは、11世紀にチベットで活躍し、精神的な向上と人間的な達成を目指したヨギーで詩人のミラレッパの略称。アウトドアとシティライフのどちらにも合わせやすいユニセックスデザインだ。
CHUBA DOWN TRENCH COAT(123,200円)はスタイルと機能の両方を兼ね揃えたユニセックスなコート。どんな天候でも暖かくドライな着心地を保ってくれる。
伝統的なチベットの民族衣装「チュバ」のように、ベルトと幅広の袖で仕上げられているものの、寒気が入ってこないように袖口はリブでぴったりとフィットする。