ラファエル・シルバ 写真:Getty Images

 かつてアルビレックス新潟や浦和レッズに在籍していたブラジル人FWラファエル・シルバは、今季から元日本代表MF天野純とともに韓国1部・全北現代でプレー。わずか1年で移籍する可能性が、ブラジル国内で報じられている。

 シルバは2014年8月からおよそ3年半にわたり新潟や浦和でプレーしたほか、2018年から昨年2月まで中国の武漢に在籍。武漢退団後は日韓複数クラブからのオファーが報じられる中で母国復帰。クルゼイロに加入したが、昨年10月に右ひざ靱帯を損傷。一足早くシーズンを終えると、今年1月に全北へ移籍した。

 ただ全北ではリーグ戦25試合の出場も、3ゴール1アシストと持ち前の決定力を発揮できず。チームも首位の蔚山現代から勝ち点19差の4位でシーズンを終え、韓国FAカップでも準優勝とタイトルを獲得できなかった。

 そんな中、クルゼイロの情報に詳しいサムエル氏によると、クルゼイロは今シーズン途中にシルバの再獲得に向けて交渉していたが、進展なし。選手本人はフィジカル面で問題を抱えておらず、クルゼイロ復帰に前向きであるが、今後の行方はクラブの意向に左右されるという。

 なおブラジルメディア『Superesportes』は全北移籍前である昨年10月、シルバとクルゼイロの契約状況を特集。これによると、両者の契約が2022シーズン限りで満了となるところ、契約延長交渉が難航。移籍金ゼロで全北へ流出したという。