MF:ディエゴ・ピトゥカ(鹿島アントラーズ)
ホームで最終節を迎えた鹿島アントラーズは、残留を懸けて戦う横浜FCと対戦。相手の状況から難しいゲームも予想されたが、2-1と勝利で今季を締めくくった。この最終節、攻守に渡ってMFディエゴ・ピトゥカの存在が光った。序盤から背後を狙うパスでチャンスを作り、守備でも素早いプレスバックなどで躍動。オフサイドで取り消しとなったが、ゴールネットを揺らすシーンを作るなど数多くの見せ場を作った。
MF:瀬古樹(川崎フロンターレ)
終盤までスコアの動かない拮抗したゲーム展開となった川崎フロンターレとサガン鳥栖の一戦。MF瀬古樹は終盤立て続けに見せ場を作り、結果チームにゴールをもたらす働きを果たした(1-0)。強烈な直接フリーキックでゴールを脅かすと、直後には鋭い軌道のコーナーキックでオウンゴールを誘発。意外な形での先制点となったが、瀬古のキックの質が光る結果となった。
MF:川﨑颯太(京都サンガ)
最終節をホームで迎えた京都サンガ。横浜F・マリノスを相手に3-1と勝利でシーズンを締めくくった。有終の美を飾ったこの試合で、キャプテンMF川﨑颯太は大きな存在感を放っていた。前半から積極的に高い位置でボールに絡み、後半にはクロスに上手く合わせてループ気味のシュートでダメ押しの3点目をチームにもたらした。
MF:小泉慶(FC東京)
4試合勝利がないFC東京は、最終節で湘南ベルマーレと対戦。1点を争う試合展開で、MF小泉慶は値千金のゴールを挙げている(1-0)。エリア内でボールを受けると、細かなタッチでゴール前まで侵入。コースが限定されている中でGKの肩口を打ち抜き貴重な先制点を挙げた。その他の場面でも、パスカットからカウンターの起点になるなど存在感を発揮して5試合ぶりの勝利に貢献した。
FW:ホセ・カンテ(浦和レッズ)
今季限りでの引退を表明しているFWホセ・カンテだが、最終節の札幌戦ではそれが惜しまれる活躍を見せた(2-0)。攻撃では中央に下りてきて起点となる働きを果たし、2点目のゴールをヘッドでアシスト。守備でも前線から献身的なプレスを見せるなど、終盤に交代するまで終始チームの勝利に貢献する姿を見せた。