アンデルソン・ロペス 写真:Getty Images

 横浜F・マリノス所属のブラジル人FWアンデルソン・ロペスは、FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)とともに今季J1リーグ得点王のタイトルを獲得。横浜FMにとって必要不可欠な戦力である同選手の今後について、海外メディアが報じている。

 ロペスは過去にサンフレッチェ広島や北海道コンサドーレ札幌などでプレー。昨年2月に中国1部の武漢から横浜FMへ完全移籍すると、加入1年目の2022シーズンにいきなり2桁得点をマーク。今季もリーグ戦で22ゴールを挙げるなど、攻撃陣の中心選手として活躍。今月3日に行われたJ1最終節の京都サンガ戦で前半24分にゴールネットを揺らしたことにより、大迫とともに得点王に輝いた。

 また今年6月にはブラジルメディア『サンバフット』のインタビューで、横浜FMや日本でのプレーに対する特別な思いを告白。「マリノスでとても幸せ」と語った上で、将来的な母国復帰の可能性について「ブラジルでプレーしたいとは思わないね。ブラジルと違って日本では、プロサッカー選手にとって必要なものがすべて揃っている。そんな日本でプレーできて幸せだよ」と語っていた。

 プロデビュー前にSCインテルナシオナルの下部組織に在籍していたロペスについて、同クラブの情報を扱う専門誌『Revista Colorada』は、「彼はアジアで成功を収めた」と今季の結果を称えた上で「横浜FMとの契約期間は来年1月末までだが、数日中に契約更新に向けての交渉が行われるはずだ」と、残留の可能性を伝えている。

 今年9月には、元名古屋グランパス所属選手のMFマテウス擁するサウジアラビア1部アル・タアーウンへ移籍する可能性が取りざたされたロペス。今季惜しくもリーグタイトルを逃しただけに、来季も横浜FMの一員としてJ1優勝を目指すことになるかもしれない。