ヤクブ・スウォビィク 写真:Getty Images

 元ポーランド代表GKヤクブ・スウォビィクは、今季限りでのFC東京退団が正式決定。ベガルタ仙台時代も含めて4年半にわたる日本でプレー経験を踏まえて、Jリーグとポーランド1部リーグのレベルを比較している。

 スウォビィクは2019年7月、日本代表GKシュミット・ダニエルの後釜として仙台へ加入。2年半にわたり仙台でプレーすると、同クラブのJ2降格もあり、2021年12月にFC東京へ完全移籍。今季途中までJ1リーグほぼ全試合スタメン出場も、ピーター・クラモフスキー監督就任後は出場機会が減少。GK野澤大志ブランドンに正守護神の座を譲ると、今月2日に契約満了により退団することが正式決定。翌日に行われた明治安田生命J1リーグ最終節の湘南ベルマーレ戦ではベンチ外だった。

 そんなスウォビィクは先日、ポーランドメディア『i gol』のインタビューに対応。Jリーグの舞台で感じたことについて、以下のようなコメントを残している。

 「ボールを持っている時のプレースピードは、ポーランド1部リーグよりもJリーグの方が速い。テクニック面でのトレーニングには驚いたよ。よく練習することは分かっていたけど、トレーニングのためにグラウンドに来てみると、多くの選手が(練習前から)入念に準備しているんだ。チームで1、2人だけが突出しているわけではない。ほとんどの選手が、テクニック面でかなり練習を積んでいるんだ」

 なおポーランド1部リーグでは現在、グルニク・ザブジェ所属MF横田大祐をはじめ、日本人選手3名がプレー。MF奥抜侃志は今年夏にザブジェからドイツ2部ニュルンベルクへのステップアップ移籍を果たした。

 また『i gol』は先月末、名古屋グランパス所属DF中谷進之介に、ポーランド1部リーグの複数クラブからオファーが届いていると報道。ガンバ大阪移籍や名古屋残留にも触れているが、スウォビィクの見解を踏まえると、中谷がポーランド1部リーグで通用する可能性は十分考えられる。