鹿島アントラーズは、今月3日に行われた明治安田生命J1リーグ最終節の湘南ベルマーレ戦で2-1と勝利。岩政大樹監督の退任報道が飛び交う中、試合後の今季ホーム最終戦セレモニーで指揮官に対する野次が酷いと話題になっている。
鹿島は今季序盤に不振に陥ったものの、中盤以降は持ち直し、上位争いに食い込んだ。しかし先月24日のJ1リーグ第33節・川崎フロンターレ戦で0-3と敗れたことにより、2024/25シーズンAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)出場の可能性が消滅。国内無冠が確定した中、横浜FC戦で勝利を飾り、シーズン5位でフィニッシュしている。
岩政監督は試合後の挨拶で「鹿島は日本で一番のチャレンジャーとして誕生したクラブ。これからもずっと鹿島アントラーズがそうであり続けることを願っています」とエールを送ると、「また来年、この選手たちとともに戦ってください」とファン・サポーターに懇願。
「1年間、僕はもう12年間になります。皆さんと共に戦えて幸せでした。本当にありがとうございました」とコメントを残すと、ネット上では「岩政さん、今年で辞めそうな雰囲気」といった声が飛び交っている。くわえて一部メディアは、今季限りで岩政監督が退任する可能性を報じている。
監督辞任を示唆したとも解釈できる発言であるだけに、セレモニー中には「辞めるのかどうか、はっきり言え!」などといった野次が飛んだとのこと。これには「岩政監督のスピーチ中にたくさん野次が飛んでてすごく嫌な気持ちになった」「野次最高にダサかったな」といった否定的な声が。「挨拶途中に見せたあの岩政さんの顔を見ると本当に辛い」などと、指揮官の心中を察するファン・サポーターもいる。