冨安健洋 写真:Getty Images

 アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋はバイエルン・ミュンヘンからの関心が報じられる中、契約延長の可能性が浮上。MF三笘薫(ブライトン)の日本人選手最高年俸には及ばないものの、給与面での大幅な改善が期待されるという。

 冨安はアビスパ福岡、シント=トロイデンVV、ボローニャを経て、2021/22シーズンからアーセナルでプレー。今季は開幕当初、左サイドバックで控えに甘んじていたものの、限られた出場時間の中で好パフォーマンスを発揮。10月のチーム内月間MVPに選出されると、先月29日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)RCランス戦で2アシスト、今月2日のプレミアリーグ第14節ウルバーハンプトン・ワンダラーズ戦では1アシストをマークするなど、好調を維持している。

 そんな中、英メディア『フットボール・インサイダー』は冨安の去就を特集。関係者の話として「彼の活躍ぶりは、週給55000ポンド(約1025万円)、年俸換算で286万ポンド(約5億3000万円)までの引き上げにより報われる」と、年俸アップの可能性をリポート。

 「バイエルン移籍報道が飛び交っているが、彼はミケル・アルテタ監督のもとで控えの役割にもかかわらず満足しており、アーセナルでの将来を見据えている」と伝えるなど、契約延長で合意に達する見込みだとしている。

 森保ジャパンの主力選手では、三笘が今年10月下旬にブライトンと契約延長。英メディア『ロンドン・ワールド』は、両者が新たに年俸416万ポンド(約7億5000万円)の5年契約を結んだと報じている。

 またドイツ誌『ビルト』は先月中旬、DF板倉滉がボルシアMGから年俸400万ユーロ(約6億5000万円)を受け取っているとし、チームで3番目の高給取りだと報道。今年夏にアイントラハト・フランクフルトからラツィオへフリー移籍したMF鎌田大地は、新天地の年俸額が300万ユーロ(約4億5000万円)とみられている。

 一方でMF守田英正にはスポルティングCPと契約延長の可能性が報じられているが、40万ユーロ(約6500万円)から70万ユーロ(約1億1000万円)への年俸引き上げにとどまるとのこと。他の日本代表選手と比べて、条件面で劣っている。