株式会社マイナビが運営する結婚式情報サイト「マイナビウエディング」は2023年11月22日(水)、ウエディング業界におけるLGBTQ+の理解増進プロジェクト「OVER THE RAINBOW WEDDING」をオープンしました。

12万組以上のLGBTQ+カップルが結婚を検討

電通グループの「LGBTQ+調査2023(※1)」によると、LGBTQ+当事者の割合は9.7%という結果が出ています。約10人に1人に相当するこの結果は、左利きの数とほぼ同じ割合とされています。セクシュアルマイノリティは「マイノリティ(少数派)」とされていますが、多く存在するということです。

2015年から始まったLGBTQ+カップルの関係が「法律上の婚姻と同等」とみなされるパートナーシップ制度には、3,000組以上(※2)のカップルが登録(2022年9月時点)。同性婚が認められた場合に、結婚する可能性があるカップルは推定で120,000組(※3)といわれています。

しかし、現状の日本では同性婚が認められていません。さらに、この数字にウエディング業界は追いついていない現状があり、マイナビウエディングの調査では、LGBTQ+のカップルに対して「適切なサービスを提供できていないと思う」と回答したウエディング関連企業は6割以上(※4)にのぼりました。

出典:

1. 電通グループ「LGBTQ+調査2023」

2. 日本経済新聞「パートナー制、東京都が開始 LGBTQの家族公認」

3. 認定NPO法人虹色ダイバーシティ「結婚の平等が実現したら結婚する可能性のある人数(推計)」

4. マイナビウエディング主催セミナー参加者アンケート(対象:式場・ウエディング関連企業担当者/n=218)

LGBTQ+フレンドリーなウエディング企業が検索できる「OVER THE RAINBOW WEDDING」

LGBTQ+を取り巻くさまざまな結婚における現状を受け、マイナビが運営する結婚式情報サイト「マイナビウエディング」は、LGBTQ+フレンドリーなウエディング関連企業を探せるサイト「OVER THE RAINBOW WEDDING」をオープンしました。

サイト上では、LGBTQ+フレンドリーな結婚式場やジュエリーブランド一覧を、地域別に検索できます。

さらに、LGBTQ+カップルへの理解を深めるため、業界企業向けに「LGBTQ+フレンドリーハンドブック」を制作しました。

LGBT求人サイトを運営する株式会社JobRainbowがによる監修、スペシャルサポーターとして、LGBTQ+当事者であるこてぃもかさんカップル、ShoRyoさんカップル、あいたむさんカップル、Kさんによる協力のもと、LGBTQ+当事者への接客の際の心得や配慮すべき点がまとめられています。