J2リーグ3位の東京ヴェルディは今月2日に行われたJ1昇格プレーオフ決勝で、4位清水エスパルスに1-1と引き分け。16年ぶりのJ1昇格を果たした中、OBの河野広貴氏がFC東京とのダービーマッチ復活を喜ぶとともに、2012年に東京VからFC東京へ移籍した理由を明かしている。
2008年に東京Vのトップチームへ昇格した河野氏は、翌2009シーズンから3年間にわたり主力選手として活躍。2011シーズンにはJ2リーグで8ゴールをマークも、シーズン終了後にFC東京へ完全移籍。禁断の移籍が注目を集めたが、当時は「ステップアップを踏まえた上での決断」と報じられていた。
『東京ダービー』としてライバル関係にある東京VとFC東京いずれでもプレーした数少ない選手である河野氏は、国立競技場でJ1昇格プレーオフ決勝を観戦。古巣のJ1復帰を現地で見届けた後、X(旧ツイッター)で以下のようなコメントを残している。
「プロ1年目にJ2に落として、それからやっとヴェルディがJ1に… ヴェルディ存続のために移籍するしかなかった。あの頃の移籍がようやくみのりました。正直FC東京大好きです。クラブにもサポーターの方にも大切にしてもらいました。東京ダービー楽しみだな!」
両クラブに対する特別な思いを明かした河野氏の投稿には、「今でもみんな大好きですよ!」「河野さんありがとう!」といったメッセージが寄せられているほか、「辛かったよね…」「河野さんがスッキリできて良かった」などと、禁断の移籍に対するコメントも見られる。
なお河野氏はFC東京で5年半にわたりプレーした後、サガン鳥栖を経て2019年に東京Vへ復帰。2年間プレーした後、2021年から昨年にわたり南葛SCに在籍していた。