今年夏まで明治安田生命J1リーグのアルビレックス新潟でプレーしていたMF伊藤涼太郎は、新天地のシント=トロイデンVV(STVV)で苦戦している模様。本人が自身の現状を語っている。
伊藤は2022シーズンに2リーグ全試合出場で9ゴールと、クラブのJ1昇格に大きく貢献。2023シーズンもJ1リーグで7得点と、攻撃陣の中心選手として結果を残すと、今年6月にSTVVへ完全移籍している。
海外挑戦を果たした伊藤だが、ここまでベルギー1部リーグほぼ全試合スタメン出場も1ゴール1アシストと結果を残せず。チーム全体の得点数も15試合を終えて「18」と、昨季につづき攻撃面でのクオリティ不足を露呈。それだけに本人はベルギー紙『Het Belang van Limburg』のインタビューで、以下のようなコメントを残している。
「(自分自身のパフォーマンスを)もっと改善する必要があることは分かっています。攻撃面でプレーに十分に関与できていません。今季ここまでゴール数が少ないことに対する責任を感じていますね」
「(ベルギー1部リーグでのプレーは)思っていたより難しいけど、前向きに取り組んでいます。この国のサッカーのやり方に慣れているところですね。またゴールを決めたり、アシストをしたりすることができれば、すぐに調子が上がると信じています」
また伊藤本人の発言を受けて、同紙は「伊藤はSTVVへ移籍して以来、今のところ納得のいくプレーができていない。彼はベルギーのレベルを過小評価していた。攻撃面で、高いレベルに慣れる必要がある」と綴っている。
かつてヴィッセル神戸を率いていたトルステン・フィンク氏を招へいし、日本人選手の入れ替えを行ったSTVV。今月3日にKVメヘレン戦を控える中、主力選手である伊藤のパフォーマンス向上が期待される。