J1昇格プレーオフ決勝の東京ヴェルディ対清水エスパルス 写真:Getty Images

 J1昇格プレーオフ決勝の東京ヴェルディ対清水エスパルスが、今月2日に国立競技場で開催。試合会場のピッチコンディションが悪いという声が上がっているほか、天皇杯決勝(柏レイソル対川崎フロンターレ)や、元日開催の日本代表対タイ代表で負傷者が出る可能性を危惧するファン・サポーターもいる。

 J1昇格プレーオフは準決勝、決勝ともにリーグ戦上位クラブのホームスタジアムで実施。J2リーグ3位の東京Vは先月25日に味の素スタジアムで行われたプレーオフ準決勝で、6位のジェフユナイテッド市原・千葉に2-1と勝利して、決勝へ駒を進めた。

 ただ味の素スタジアムでは、今月2日に「GRAND CYCLE TOKYO STADIUM FESTA」が開催。プレーオフ決勝戦と日程が被っているため、東京Vは国立競技場での決勝開催をアナウンスしていた。

 国立競技場は360度屋根に覆われているため、日照時間の短い冬は、ピッチに太陽光が降り注ぎにくい。スタジアムの構造もあり、凸凹とした箇所も目立っているだけに、「国立の芝が剝げているのが気になる」「国立の芝かなり荒れてるな」といった指摘が。中には「天皇杯決勝、大丈夫か?」「元日の日本代表戦で負傷者出ないか心配になる」という声も。X(旧ツイッター)で「国立の芝」がトレンド入りしている。

 国立競技場では、先月23日に大学ラグビーが開催されたほか、29日にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ヴァンフォーレ甲府対メルボルン・シティが行われた。ピッチコンディションのさらなる悪化が、柏レイソルや川崎フロンターレ所属選手、さらには日本代表選手に影響を与えるかもしれない。