U22日本代表MF松岡大起は清水エスパルスからブラジル2部グレミオ・ノヴォリゾンチーノへ期限付き移籍も、今季限りでのノヴォリゾンチーノ退団が決まった模様。現地メディアが同選手と清水との契約内容もあわせて伝えている。
サガン鳥栖の下部組織出身である松岡は、2021年8月に鳥栖から清水へ完全移籍。2022シーズンに清水がJ2へ降格したこともあり、シーズンオフに欧州移籍を目指したが、オファーが届かず残留。それでも2023シーズンのJ2開幕から3試合に出場した後、3月19日にノヴォリゾンチーノへの期限付き移籍が正式決定した。
しかしノヴォリゾンチーノでは、公式戦での出場機会がゼロ。9月以降は全試合でメンバー外と、厳しい立場に置かれる中、本人は先月28日にインスタグラムを更新。ノヴォリゾンチーノのチームメイトや関係者との記念写真をアップするとともに、以下のようなコメントを残していた。
「2023シーズンが終了しました。悔しさしかありません。この経験を必ず生かし、力をつけ目標に向けて突き進んでいきます。SNSを通じて、沢山の応援メッセージを送っていただき、感謝しています」
「チームメイト、ファン、サポーターの皆さん、いつも前向きな言葉で助け、励まし、力を与えてくれてありがとうございました!どんな状況でも常に支えてくれる方々が側にいてくれることに、心強さを感じました。本当に感謝の気持ちしかありません」
「最後に大好きなエスパルスの一員として必ず勝ってJ1昇格することを心の底から願っています」
このSNS投稿を受けて、ブラジルメディア『グローボ』は今月1日に「松岡は一度もピッチに立つことなく、ノヴォリゾンチーノに別れを告げた」とリポート。「彼はJ1昇格を目指す清水と、2024年1月までの契約を結んでいる」とし、契約延長による残留やフリー移籍の可能性も報じている。