レアンドロ・ダミアン 写真:Getty Images

 川崎フロンターレ所属の元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、今月3日に明治安田生命J1リーグ最終節のサガン鳥栖戦を控える中、今季終了後の退団でクラブ側と合意に達した模様。代理人が同選手の今後について語っている。

 ダミアンは2021シーズンまで川崎の絶対的ストライカーとして活躍していたが、昨季以降は本来のパフォーマンスを発揮できず。今季もここまでリーグ戦11試合の出場で1ゴール1アシストと結果を残せていなかったが、先月24日のJ1第33節・鹿島アントラーズ戦では2ゴールをマークし、チームの勝利に貢献。試合後のインタビューでは退団の可能性を示唆していた。

 以前ブラジル1部SCインテルナシオナル復帰の可能性が報じられていたダミアン。同選手の代理人であるビニシウス氏は今月1日、インテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』のインタビューに応じた際、以下のようなコメントを残している。

 「我々は先月末に日本でクラブ(川崎)幹部と会談した。ダミアンは来季川崎でプレーしない。我々のもとには、ブラジルから2つ、日本から1つ、(日本を除く)アジアのクラブから1つのオファーがある。今は冷静に判断しよう」

 先月11日のインタビューでは「すでに日本のクラブからオファーが届いているけど、ブラジルに戻るかもしれない」と、母国復帰の可能性を示唆していたビニシウス氏。本人が古巣復帰に拘る中、複数クラブによる争奪戦の行方に注目が集まる。