フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧は、サッカー日本代表「森保ジャパン」の主力選手として活躍。昨年12月1日に行われたFIFAワールドカップ・カタール大会スペイン戦での決勝ゴール、MF三笘薫（ブライトン）の劇的アシスト（三笘の1ミリ）を振り返った。
カタールW杯グループリーグでドイツを下したものの、コスタリカ相手に0-1と敗れた日本。ベスト16入りをかけた大一番では、1-1で迎えた後半6分にペナルティエリア左隅から三笘がゴールラインギリギリで折り返し。ゴール前にいた田中が押し込み、勝ち越しゴールを奪うと、その後はスペインの猛攻をしのぎ、金星を挙げている。
スペイン戦から1年が経った中、田中は国際サッカー連盟（FIFA）の独占インタビューに対応。スペイン戦での決勝ゴールについて、以下のようなコメントを残している。
「あのゴールは、本当にチーム全体の努力によるものですね。最後にあんなことになるとは予想していませんでしたが、幸運にもボールが僕のもとに転がってきて、ゴールに流し込むことができました」
「正直なところ、ゴールの判定を待つ間、僕たちはくよくよしていなかったですね。レフェリーの判定がノーゴールだったとしても、再びチャンスが来ると思っていました。僕たちは悔しさをあらわにしたり、落ち込んだりすることはなかったですね」
「三笘の1ミリ」でゴールラインを割っていたという判定だったとしても、動揺はなかったと主張する田中。「森保監督と初めて会った日から、揺るぎない集中力を持った人だと感じましたね。批判はつきものです。でも監督が手本を示し、僕たちを信じ続け、僕たちの背中を押してくれたことが、チーム全員を勇気づけたと思いますし、だからこそ、あの一体感を生み出すことができたと思います」と、森保一監督に対する信頼も明かしている。
