日本代表vsドイツ代表 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今年11月30日に発表されたFIFAランキングで17位に浮上し、16位ドイツ代表に肉薄。海外では、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)と国際親善試合で日本に敗れたドイツの低調ぶりに関心が集まっている。

 4度のW杯優勝を誇るドイツは、カタール大会でグループリーグ敗退という結果に終わると、今年3月以降も苦戦。6月にポーランドとコロンビア相手に敗れると、9月の日本戦では1-4とまさかの惨敗。ハンジ・フリック監督を解任してユリアン・ナーゲルスマンを招へいしたが、先月の国際親善試合ではトルコ、オーストリアに敗れている。

 韓国メディア『マイデイリー』は「日本代表のせいなのか?FIFAランキング16位のドイツは、翼なくして落下」と見出しをうち、「カタールW杯で日本に敗れたことが、悪夢の始まりだ。グループリーグ敗退後も不振に陥っている」とリポート。自国開催の国際親善試合・日本戦における惨敗劇をはじめ、今年3月以降の戦いぶりを紹介した上で、ドイツの奈落ぶりについて以下のように綴った。

 「ドイツはEURO2024(欧州選手権)の開催国である。予選で激戦を繰り広げた他国とは異なり、すでに本大会出場は決まっている。親善試合で様々な国と対戦する機会はあったものの、他大陸のチームにも敗れ、不安な面も覗かせている。自分たちより格下と思われる相手にも苦戦を強いられている。特に日本相手に2試合いずれも敗れており、このショックはいまだに残っている」

 「もちろん、FIFAランキングは参考資料に過ぎないが、直近の成績を反映した客観的な指標のひとつでもある。ドイツがこの状況から抜け出せなければ、来年6月に開幕するEURO2024で再び恥をかくことになるかもしれない。世界サッカー界を代表する優等生として認知されているドイツが、最大の危機を迎えている」

 今年6月以降の国際親善試合で6連勝を飾り、北中米W杯アジア2次予選でも連勝スタートを切った日本とは対照的なチーム状況にあるドイツ。EURO開幕まで残り半年であるだけに、早期のチーム立て直しが求められる。