古橋亨梧 写真:Getty Images

 セルティック所属FW古橋亨梧は、11月28日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラツィオ戦でフル出場も無得点。今季ここまでゴール量産とはなっていないだけに、来年1月開催のAFCアジアカップで日本代表に招集されない可能性が、イギリス国内で報じられている。

 古橋は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとで30ゴール以上をマークするなど、スコットランド3冠やリーグ連覇の立役者に。今季もブレンダン・ロジャーズ監督のもとでコンスタントにスタメン出場しているが、ここまで8ゴールと昨季のペースを下回っている。

  ラツィオ戦では、チームが0-2と敗れてCLグループステージ敗退が決まっただけに、現地メディアから批判を浴びた古橋。英メディア『TRBフットボール』は「セルティックは来年1月に古橋を失う可能性を心配しなくてもいいかもしれない」と見出しをうち、同選手の現状をリポート。

 「彼は昨季34ゴールを決めた。今シーズンもほぼ半分が終わったが、わずか8得点だ。ロジャーズ監督のもとでの新たな役割は、明らかに彼の決定力に影響を与えており、指揮官はこの問題に対処しなければならない」と綴っている。

 また同メディアは「昨シーズン、古橋が絶頂期にあった時、森保一監督はスコットランド1部リーグのレベルを理由に古橋の選出を頑なに拒否した。奇妙なことに前田大然を招集し続けたが、日本メディアからのプレッシャーに晒された」と、昨年の代表メンバー選考に関する議論を回顧。

 FW浅野拓磨(VfLボーフム)やFW細谷真大(柏レイソル)の名前を挙げた上で「日本代表には古橋よりも優れたストライカーが何人もいる。古橋の現状を踏まえると、森保監督にとって、アジアカップでは古橋を招集しない絶好の機会となるだろう」と綴っている。