創業1806年の熱海の老舗温泉宿「古屋旅館」は、2024年1月19日(金)、JR熱海駅近くに高級パフェ専門店「Maison de Parfait 十全十美(メゾンドパルフェ じゅうぜんじゅうび)」をグランドオープンする。

同旅館がオープンした「和栗菓子 kiito -生糸-」に次いで開店を迎える高級スイーツ店は、熱海の新しい顔となりそうだ。

老舗旅館の温故知新の精神をパフェに生かす

創業200年超の「古屋旅館」は、脈々と流れるおもてなしの心とスイーツを融合させた、和栗スイーツカフェ「和栗菓子 kiito -生糸-」を2021年に開業。多くの支持を得ている。

同旅館には、時代時代に合わせて常にアップデートし続ける文化がある。この温故知新の精神が、同旅館とパフェとを引き合わせたという。

細長いグラスに彩られたパフェは、日本独自の文化という見方も。フルーツや焼き菓子などの組み合わせにルールや制約はなく、静岡のフルーツを楽しむことはもちろん、パフェの心臓部ともいえる冷菓(ジェラート)にも無限のバリエーションがある。

そのため同店では、パフェの完成度にゴールはないと考えている。常に完璧を目指して追求し続けるという思いを込めた店舗だ。

自家製ジェラートと地元フルーツを使った高級パフェ

同店は、自家製ジェラートと地元食材をふんだんに使用した高級パフェ専門店だ。

「十全十美」というのは、「欠点がないもの」「完璧な様」を意味する言葉。「パフェ=パーフェクト=パルフェ」も「完全な」という意味を持つことから店名に採用した。「美」という単語を含む点も、見た目も華やかなパフェに相応しい。

静岡フルーツへのこだわり

同店では、静岡県内や熱海市内の農家を直接訪問して仕入れた「静岡フルーツ」を率先して使う。全国各地の旬のおいしいフルーツを組み合わせることで、同店でしか食べることができない唯一無二のパフェを追求する。

自社製造と手作り

同店2階には「十全十美ラボ」と銘打った製造所を併設する。ラボは、ゲストが窓越しから見えるような設計となっている。

また、キッチン内にはイタリア製の最新型ジェラート機を導入し、同店オリジナルのジェラートも販売。ハーブやスパイスなどを駆使した大人向けのジェラート、厳選した素材を使ったワンランク上のジェラートが、同店の商品の大きな特徴の一つだ。

ほかにも、商品パーツとなる焼き菓子にはフランス産発酵バターを100%使用するなど、素材にもこだわり、全て自家製となっている。

ペアリングドリンクのこだわり

静岡フルーツと熱海の地元食材をリスペクトした同店のパフェにペアリングするドリンクも、こだわりを持って選定している。

人気を誇る「バー ネグローニ」監修のカクテルやモクテル、長年熱海で愛されている自家焙煎にこだわるコーヒー専門店「茶々」のオリジナルブレンドコーヒーをはじめ、静岡産の緑茶・和紅茶、こだわりのワイン・シャンパン・ウイスキーなど、大人が楽しめるラインナップとなっている。

大切な人と熱海を訪れた際は立ち寄りたい、大人のスイーツ店の誕生だ。

Maison de Parfait 十全十美
開業日:2024年1月19日(金)
所在地:静岡県熱海市田原本町4-17 観月堂ビル1、2階

(田原昌)

※画像はイメージ