76cmヒラメ降臨

「泳がせてすぐにあたりは来ないだろう。しばらくは皿洗いでもするか……」と片付けを並行して行っていた。しかし室内の洗い場に戻ってまもなく編集長が窓越しの手招き。

夜の陸っぱり泳がせ釣りで80cm級頭に大型ヒラメ2尾【熊本】アジングは入れ食い遠くに投げずに泳がせる(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

「アタリが出始めたのかな?」とテラスを見ると、既にフッキングしていて、私の戻り待ちだったのだ!洗っていた鍋を置いてダッシュでテラスへ、急いで竿を手に取る。ここでの釣果はエイが多い為そんなに期待はしていなかった。エイのように底に張り付く感じはあるが、浮いては来る。

そして気持ちの良い強い”叩き”もある、「何の魚やろ……?」と思いつつも巻き寄せていると、水面に見えたのは80cm近いヒラメだった。友人と編集長がタモ2本使いでフォローし、ようやく取り込み。

夜の陸っぱり泳がせ釣りで80cm級頭に大型ヒラメ2尾【熊本】アジングは入れ食い1尾目のヒラメは70cm超え(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

上げてみれば自身のヒラメ記録(20cm)を大幅上回る、76cm5.3㎏だった。「でかすぎる……」の言葉しか出なかった。一同、興奮冷めやらぬままに、2尾目を狙っていった。

夜の陸っぱり泳がせ釣りで80cm級頭に大型ヒラメ2尾【熊本】アジングは入れ食い良型キャッチにびっくり(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

わずか10分で2尾目ヒット

2尾目を狙う為に再度泳がせ続ける。しかし私自身、満足感に満ち溢れていたので気持ちが釣りから離れてしまっていた。釣りニュース社の方に泳がせ釣り大成功の様子を見せられたからということもあるだろう。

夜の陸っぱり泳がせ釣りで80cm級頭に大型ヒラメ2尾【熊本】アジングは入れ食いこんなポイントでヒラメが釣れる(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

「良いとこ見せれたし、ご飯の支度でもするか……」そう思い、投げ出していた洗いかけの鍋の処理に戻ろうとすると、何やらアジが暴れ出す……。時合なのか?ご飯の支度は中断し、しばらく穂先を見つめた。

一発でエサを持って行くエイとは違う、「コツコツ」とした長いアタリだった。ヒラメを疑う。ラインが走るのを待ってアワせるとヒット!

夜の陸っぱり泳がせ釣りで80cm級頭に大型ヒラメ2尾【熊本】アジングは入れ食いすぐに2尾目が釣れた(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

先ほどまでの重さは無いものの、ヒラメであることは分かった。こちらも無事取り込み、60cmくらい3.2㎏だった。2尾目までわずか10分。一同驚愕の釣果だった。

熊本の豊かな海に感謝

アジも順調、ヒラメも順当に釣れる、稀にみる調子のよい日であった。編集長が「関東ではこんなこと、多くあることではないんですよ」と仰っていた。熊本が恵まれた環境であることが強く感じられる1日だった。

夜の陸っぱり泳がせ釣りで80cm級頭に大型ヒラメ2尾【熊本】アジングは入れ食いヒラメ2枚持ち(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

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<野口昭伸/TSURINEWSライター>

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