全米オープンテニスのメインコートに、富裕層向けのラウンジ席を設置する計画が進められている。

ニューヨークタイムズによると、米テニス協会(USTA)は現在、老朽化したアーサー・アッシュ・スタジアムの大規模なリノベーションを計画しており、ラグジュアリーシートいわゆる「バンカー・スイート」が新設される予定だという。

USTAが今月10日、過去に高額な座席を購入した人や見込み客約15,000人に向けて、選手との交流会やアーリーアクセス、係員付き駐車サービス、チケットの値段などに関するアンケートを実施したことから、リノベーションを検討していることが明らかになった。

コート脇のシートでは、一流選手のプレーを間近で見ることができるだけでなく、ハイエンドなアメニティを取り揃え、グルメな食事を提供するという。料金は2週間のトーナメント期間中、1人あたり最高17万5000ドル(約2,600万円)とも伝えられている。

アーサー・アッシュは2万4,000人の観客を収容する世界最大のテニススタジアム。2016年に開閉式の屋根が増設されたが、1997年の完成以降、大規模な改装は行われていない。