日本代表FW浅野拓磨(29歳)は11月28日、ベトナムメディアのオンライン取材に応じ、来年1月にカタールで開催されるAFCアジアカップ(2024年1月12日〜2月10日)のグループステージで対戦するベトナム代表についての印象を語った。
ドイツ1部VfLボーフムで主力として活躍する浅野は、今2023/24シーズンここまで5ゴール1アシストを記録。チームは第12節を終えた現時点で18チーム中14位に低迷しているが、浅野は得点源として一人気を吐いている。
日本代表は今回のアジア杯で、イラク、ベトナム、インドネシアと同じグループDに入っている。日本にとって、同組最大ライバルはアジア杯優勝経験もある中東の強豪イラクだが、元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が率いるベトナムも不気味な存在と言えるだろう。
ベトナムと日本は、前回のアジア杯でも準々決勝で対戦しており、1-0で日本が勝利。直近の対戦は、2022年3月末に日本のホームで行われたカタールW杯アジア最終予選の最終節で、このときは1-1のドローに終わっている。
浅野自身は、ベトナム代表との対戦経験は1度で、ベトナムのホームで開催されたカタールW杯アジア最終予選の第3節に出場。この試合も日本が1-0で勝利しているが、直近の対戦は内容はともかく、いずれも僅差であることが分かる。
浅野はベトナムメディアに対し「正直に言って、ベトナム人選手たちの名前はよく覚えていないですが、ベトナム人選手の敏捷さや技術の高さは印象に残っています。決して弱い相手ではないですし、彼らを過小評価することはありません。ベトナムを倒すために、日本は100%の全力で叩く必要があります」と話した。
また、海外で活躍する先駆者として、ベトナム人選手が海外挑戦する上でのアドバイスを求められると「ベトナムやアジアの選手たちがブンデスリーガでプレーしたいなら、まずは自国リーグで良いプレーをしなければなりません。現状に満足せず、夢を持って成長するために、日々の努力を惜しまないでください」と語った。