Z世代のメンバーが集うという企業、doxr株式会社が運営するアプリ「classdoor」。レポートの文章構成を5,040通りに分類して、課題やテーマに適した文章構成を提案するサービスです。
2022年11月にα版が公開され、PC・スマホに対応。11月からiPhone対応アプリが登場しました。
生成AIとレポート作成の問題
昨今ではChatGPTなどの生成系AIにより、レポートそのものをAIで生成することが可能になりつつあります。実際に、大学のレポートを全てChatGPTに書かせているという学生も少なくないでしょう。
しかし、レポート作成で生成AIを活用することには議論が分かれています。自身の学習機会を逃すことになり、思考力や授業理解度が低下する可能性が指摘されています。
また、生成系AIの仕組み上、生成されるデータは正確であるという確証はありません。生成されるレポートにも、正確性や参考文献の不明確さなどの問題が含まれ、AI生成が検知された場合のリスクも考えられます。
classdoorはレポートの文章構成をサポート
classdoorは、生成AIのよる文章生成ではなく「適切な文章構成の提案」を行うサービスです。レポートの執筆はユーザー自身が行います。
ユーザーがレポート課題に関する簡単な質問に答えていくと、そのテーマに適切なレポート構成の提案を受けられるそうです。
文章構成を検討する時間を減らし、執筆にあてることで質の高いレポートを執筆するための補助として開発されました。
また、レポートを執筆する経験が浅い、得意でないと自覚している学生にとっては、このアプリを繰り返し利用することで「ロジカルな文章構成」を身につけることができるそうです。
課題として提出するレポートだけに限らず、講義記録や書籍・授業などの感想を文章として残すテンプレートも用意されており、生成AIに頼りきることなく、執筆のトレーニングとしても生かすことができそうです。
<参照>
中間・期末レポートで悩む大学生必見のレポート作成支援アプリ「classdoor」が、App Storeでもリリース開始!直感的な操作をiPhoneでも体感しよう!