一般に販売されているノーマル車両で、初めて時速300kmの壁を超えた初代ハヤブサ。
動力性能の高さから世界中のライダーから支持され、三代目となるモデルが発売されたのは2021年4月のこと。
究極のスポーツバイクを標榜して作られた新型Hayabusaは、これまで以上にコントローラブルなモデルとなった。
とはいえ装備重量は264kgに達し、それなりに重量があるのは確か……。
あらゆるパーツの中でも、かなりの重量を占めているのがマフラーだ。
Hayabusaのノーマルマフラーは20.5kgもある。
これが軽量化できたら、取り回しはもちろん、切り返しやコーナーでの倒し込みなども劇的に軽くなるのは間違いない。
そんな要望に応えてくれる、ノーマル比で役75%もの軽量化を実現できるフルエキゾーストマフラーがSTRIKER(ストライカー)から登場した!! それでは詳細を紹介していこう。

ストリートでの扱いやすさを重視!

Hayabusaはノーマルで最高出力188馬力、トルクは15.2kgf・mもある。
ストライカーではこのHayabusaをより扱いやすくするため、集合方式4-2-1を採用した1本出しのフルエキゾーストマフラーを開発した。
集合方式の4-2-1とは、4気筒エンジンの各排気ポートに接続された排気パイプ4本がまず2本にまとめられ、最終的に1本にまとまるという意味。4−2−1の他に4−1や、見た目は4−1だが集合部に仕切り板を設けることで4−2−1となっているものもある。集合形式がいろいろあるのは、排気パイプの集合部までの長さによってパワーやトルクの出方が変わってくるから。
4-2-1は低中回転域のトルクが増しフラットな出力特性となる。リッターオーバーのHayabusaだと、街中でのライディングでは低中回転域を使うことが多く、同製品では低回転から高回転域までストレス無く対応するストリートでの扱いやすさを重視している。
エキゾーストパイプから2-1集合部まで左右対称の美しいレイアウトにも注目して欲しい。
マフラー重量は驚異の約5kg台!!

Hayabusaのノーマルマフラーは2本出し仕様になっており、重量も約20.5kgもある。
これに対してストライカーの製品は約75%の軽量化となる約5kg!
エキゾーストパイプからサイレンサーまで軽量なチタンで構成されているからだ。
軽量化の恩恵は大きく、車両の引き起こしや取り回しでの体感はもちろん、走行後の車線変更やコーナリングなどでも実感できる。軽量化目的で交換するパーツは多数あるが、一つのアイテムでここまでの大幅な軽量化が可能なパーツはマフラーだけだ。