日本時間11月25日、プレミアリーグ第13節でリバプールはマンチェスター・シティと対戦し、1-1で引き分けた。同試合で同点ゴールを決めたリバプールDFトレント・アレクサンダー=アーノルドのゴールパフォーマンスとその背景に注目が集まっている。
同試合27分、リバプールはミスからシティFWアーリング・ハーランドに先制ゴールを許してハーフタイムを迎えた。すると80分、リバプールはカウンターからチャンスを作り出してアーノルドが同点ゴールを決め、両チームともに勝ち点1を獲得している。
アーノルドは、ゴール直後にシティサポーターの前に行き、人差し指を口に持っていくゴールパフォーマンスを披露。リバプールのファンメディア『アンフィールドラップ』で、担当ガレス・ロバーツ氏がそれに関わるエティハド・スタジアム(シティのホーム)の様子と背景を明かしている。
「スタジアムでは、スカウサー(リバプールの人を表す)の貧しさを揶揄するチャントを歌う(シティ)サポーターがいて実に不快だった。フットボールスタジアムで歌って良いチャントではない。にも関わらず90分間ずっと歌っていた」
「トレント(アーノルド)がそんな歌を歌っているファンの前まで行って『シーッ』とやったのは最高だった。人差し指を口の前につけてあそこ(シティサポーターの前)に立っていられるあの大胆さが好きだ。スカウサーがマンクス(マンチェスターの人を表す)にあれをやるのは、本当に最高だ」
また同氏は、幼少期からリバプールでプレーして主将を務めたスティーブン・ジェラード(現指導者)のエピソードを引き合いに出した。
「過去にもこのようなゴールパフォーマンスがあった。オールド・トラッフォード(マンチェスター・ユナイテッドのホーム)でカメラにキスをした(スティーブン・)ジェラードとか。トレントのゴールは、このセレブレーションにふさわしい素晴らしいゴールだった。あれを彼らの目の前でやったのは、実に愉快だった」
第13節を終えてリバプールはプレミアリーグ3位に位置している。2019/20シーズン以来のリーグ優勝に向かえるか、また同クラブ所属の日本代表MF遠藤航の活躍にも注目が集まる。