明治安田生命J1リーグ名古屋グランパス所属DF中谷進之介に、ポーランド移籍の可能性がある模様。ガンバ大阪移籍や名古屋との契約延長も選択肢にあると、ポーランド国内で報じられている。
現在27歳の中谷は、2014年に柏レイソルのトップチームに昇格すると、2018年6月まで同クラブでプレー。日本代表DF中山雄太(現ハダースフィールド・タウンFC)やGK中村航輔(現ポルティモネンセ)らとともに、強固な守備陣を形成し、2016年にJリーグ優秀選手賞を受賞している。
そして柏から名古屋へ移籍した後も主力選手として活躍。直近4シーズンにわたりリーグ戦30試合以上でプレーすると、今季も最終節のみを残す中、ここまで全試合スタメン出場で1ゴール2アシストをマーク。カタールW杯アジア2次予選など、日本代表戦でも5試合に出場している。
ポーランドメディア『i gol』は今月28日に「この日本代表はポーランドに行くのか?エクストラクラサのクラブが条件について話し合っている」と見出しをうち、ポーランド移籍の可能性をリポート。
これによると、現在1部リーグ2位のヤギエロニア・ビャウィストクをはじめ、ポーランド国内の複数クラブが中谷の獲得オファーを提示したとのこと。同選手と名古屋の契約は、来年1月に満了を迎えるという。
ただ一方で、ポーランド移籍に向けては年俸額がネックになっている模様。中谷は現在名古屋で年俸6000万円を受け取っているが、ポーランド国内クラブが提示した金額は年俸336000ユーロ(約5400万円)~372000ユーロ(約6000万円)程度だという。
また選手サイドは最初にポーランド国内クラブからのオファーを検討しているが、ガンバ大阪からもオファーが届いている模様。ただ『i gol』は「中谷はヨーロッパで希望する相手を見つけられなかった場合、名古屋との契約を延長する見込みだ」と伝えている。