イングランド2部バーミンガム・シティ所属MF三好康児は、かつてU24日本代表の一員としてMF三笘薫(ブライトン)やMF堂安律(SCフライブルク)らとともに東京五輪に参戦。A代表から遠ざかる中、FIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)出場への思いを告白。MF鎌田大地(ラツィオ)やFW伊東純也(スタッド・ランス)らとのポジション争いにも言及している。
三好は川崎フロンターレ、北海道コンサドーレ札幌、横浜F・マリノスを経て、2019年8月に海外挑戦。ベルギー1部ロイヤル・アントワープに4年間在籍したが、昨季は左膝前十字靭帯断裂という大怪我により、シーズンの大半を棒に振った。
それでも今年夏にバーミンガムへフリー移籍すると、新天地で出場機会を確保。ここまでイングランド2部リーグ戦で全試合に出場して3ゴールをマークしており、10月のウェイン・ルーニー監督就任以降も大半の試合でスタメンに抜てきされている。
攻撃的MFとして活躍している三好だが、2021年10月のアジア最終予選でのメンバー入りを最後に日本代表から遠ざかっている。それでも本人は国際サッカー連盟(FIFA)の単独インタビューで、北中米W杯の代表メンバー入りにむけて、以下のようなコメントを残している。
「日本代表のポジション争いは熾烈ですね。特に僕の主戦場である右サイドやトップ下にはトップクラスの選手がたくさんいます。とはいえ、代表に招集されたいですし、国のためにプレーしたいですね」
「そのための第一歩として、バーミンガムで良いパフォーマンスを続けることが大事です。1年ほどケガで離脱していたので、今代表に選ばれている選手たちよりももっとハードワークする必要があります」
「ただ代表に選ばれたら、ステップアップできるという自信はありますね。他のどの選手にも負けないとは思いますが、客観的に見ると、圧倒的なパフォーマンスを発揮しなければ代表に選ばれる資格はないと思います」
「ワールドカップでプレーすることは、サッカー選手にとって最大の目標です。僕自身ケガでカタールW杯に出場できませんでしたが、今の日本代表は2026年W杯での優勝を目標に掲げていると思います。その高い目標の達成に貢献できればと思っています」
森保ジャパンのトップ下では、MF久保建英(レアル・ソシエダ)が圧倒的なパフォーマンスを発揮しているほか、MF南野拓実(ASモナコ)や鎌田も君臨。右サイドでは伊東がレギュラーに定着しており、堂安が控えに甘んじている。し烈なポジション争いに三好が割って入るか注目が集まる。