浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、すでに今季限りでの退任が正式決定。FWホセ・カンテの現役引退も公式発表されるなど外国籍選手の去就も明らかになる中、スコルジャ監督の後任にスウェーデン1部BKヘッケンFF率いるペル・マティアス・ヘグモ監督が浮上している。
ノルウェー人のヘグモは、ローゼンボリBKをはじめ北欧の複数クラブを率いたほか、2013年から2016年にかけて同国代表を指揮。2021年6月にヘッケンの監督に就任すると、就任1年目こそリーグ12位に終わったが、2022シーズンにクラブ史上初となるリーグ優勝を成し遂げ、2023/24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選出場権を獲得した。
また2023シーズンは首位マルメから勝ち点7差の3位と健闘した一方、欧州カップ戦ではCL予選敗退。現在はUEFAヨーロッパリーグのグループステージを戦っているが、ここまで4戦全敗を苦戦を強いられている。
スウェーデン紙『エクスプレッセン』によると、ヘッケンと2024年まで契約を残しているヘグモ監督には、複数の国外クラブからオファーが届いているとのこと。特に浦和が同監督の招へいに注力しており、「ヘグモは浦和からの経済面で非常に有利なオファーを受け入れるか検討中だ」と報じられているが、スウェーデン代表の次期監督候補にも浮上しているという。
浦和は昨年11月にスコルジャ監督を招へい。今季はAFCチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げた一方で、国内タイトルは無冠。J1リーグでは、2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)出場圏である3位サンフレッチェ広島から勝ち点1差の4位だ。