医学博士・藤村裕子さんが代表を務める産業衛生コンサルティング研究所が、2023年11月15日(水)から、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて「ストハラ♡プロジェクト」の支援金・賛同者を募集開始しました。
同研究所は「人的資本経営」「健康経営」をめぐる企業向けコンサルティングや、と事業所と従業員の心身の健康、ハラスメントなどの企業研修、非認知能力向上などの人材育成研修を行っています。
このクラウドファンディングプロジェクトでは、ハラスメントに苦しむ人が、安心して情報収集できるWebサービスを開設し、AIや専門家への相談機能を気軽に利用することを目指しています。
集まった支援金は同サービスのAIやアプリ開発などの資金として活用されるそうです。
ハラスメント問題の解消に向けた「働くあなたの安心コンシェルジュ」
この「ストハラ♡プロジェクト」は、「やらない・やられない・やらせない!」という3つの視点からハラスメント問題の解消を目指します。
開設しようとしているWebサービス「働くあなたの安心コンシェルジュ」で、実装するサービスは4つに分けられるそうです。
まずは、ハラスメントや労働問題の実態を把握するためのデータベースの実現。その情報を検索する機能を設けることで、ユーザーとの共有を行います。
そして、自己肯定感などの「非認知能力」領域での専門家による教育・カウンセリング・コーチング体験を提供すること。
さらにユーザーが日々の悩みや不安をAIチャット機能を利用し解決する取り組みです。AIの相談処理機能の監修は同研究所代表の藤村さんが行います。
プロジェクトサイトではさまざまサポートを提供
このプロジェクトで集まった支援をもとに立ち上げる予定だというサイトでは、無料・有料会員の2つを用意するそうです。
無料会員サイトでは、質問票を用いた実態調査を行います。収集した情報は、データベースに反映。
このデータベース構築には、悩める人や企業のハラスメント担当者にハラスメントの事例が共有されることで、予防に生かそうという目的があるようです。
有料会員サイトでは、ハラスメントや労働問題に関する悩み、日々の困りごとなど、24時間いつでも相談できるAIチャット機能を提供する予定です。AIが対応するため、対人と比べて相談する最初のハードルが下がると同研究所はいいます。
AIではなく、人に相談をしたいという利用者は、専門家にチャットやメールで相談することも可能です。