食事の場には「パイパー・エドシック」のキュヴェ
フランス・ランスに拠点を構える、1785年創業の老舗メゾン「PIPER-HEIDSIECK(パイパー・エドシック)」。同メゾンは今年9月、日本リカー社を通じて新たなキュヴェ「エッセンシエル ブラン・ド・ノワール」を発売した。
こちらは2018年からメゾンのシェフ・ド・カーヴを務めるエミリアン・ブティヤ氏が全てを手掛けた最初の品で、黒葡萄品種であるピノ・ノワールとムニエをオマージュしたキュヴェ。アプリコットやベリー系果実のアロマと、ミカンやアーモンド、ハチミツの風味が印象的だ。
葡萄は、シャンパーニュ地方独自のサステナブル認証であるVDC認証を取得した区画の葡萄のみを使用。エクストラ・ブリュットのドザージュ、そして3年以上の長期熟成などを経て、メゾンとブティヤ氏の個性を表現する1本に仕上げている。
さまざまな料理とペアリングしやすい味わいとなっているだけに、食事の席にはすすんで持ち寄りたい。
パイパー・エドシック エッセンシエル ブラン・ド・ノワール
希望小売価格:10,120円(税込)
気鋭の「ドメーヌ・ド・マルジリー」のブリュット
「Domaine de Marzilly(ドメーヌ・ド・マルジリー)」は、フランス・シャンパーニュ地方最北端のマッシフ・ド・サンティエリーを拠点にする新進気鋭のメゾン。水捌けの良い土壌を活かした、エレガントで優しいタイプのムニエを主体としたシャンパンをつくることで知られている。
オーガニックな農法と醸造法、そしてそこから生まれるキュヴェの味には定評があり、2020年には『ゴー・ミヨ誌』の「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。2021年には『ベタンヌ&ドゥソーヴ誌』の「Genius of tomorrow」に選出された。日本ではフィラデス社が同メゾンの正規代理店となり、今年9月に2本の銘柄を販売している。
こちらは、シルバーグレーがかった金の色調と、フローラルさの中にトースト香、そして石果の風味を感じさせる複雑なアロマが特徴の「NV Ullens Brutrg Revelation(ユラン ブリュット)」。ムニエとシャルドネからつくられており、ダイナミックかつフレッシュな味わいがグラスをグイグイ進ませる。
ナチュラルワイン好きにもぴったりの1本だ。
ユラン ブリュット
希望小売価格:10,500円(税抜)