デイビ・クラーセン 写真:Getty Images

 セリエA(イタリア1部)インテル所属のオランダ代表MFデイビ・クラーセンに、今冬退団の可能性が浮上。現地メディアがJリーグ移籍の可能性を分析している。

 現在30歳のクラーセンは、オランダ1部アヤックスの下部組織出身。2013/14シーズンにオランダ最優秀若手選手賞を受賞するなど、中盤の主力選手として活躍していた。また2017年夏のエバートン移籍後はしばらく不振に喘いでいたが、ベルダー・ブレーメンで完全復活すると、2020年にアヤックスへ復帰。3シーズンにわたりプレーした後、今年9月にインテルへ加入。2024年6月までの単年契約を結んだ。

 しかし新天地のインテルでは控え要員に。今季ここまで公式戦13試合中スタメン出場わずか1試合と厳しい立場に置かれており、先月29日のセリエA第10節ローマ戦以降は5試合つづけて出番がない状況だ。

 インテルの専門サイト『インテルライブ』によると、クラーセンにはトルコ1部トラブゾンスポル・クラブからの関心が報じられている模様。しかし同選手はアヤックス在籍時の今年8月に公式戦数試合でプレー。UEFA(欧州サッカー連盟)加盟国内で1シーズンに最大2クラブでしか公式戦に出場できないというルールにより、来年1月にトルコへ移籍する可能性がゼロだ。

 その上で同メディアは「クラーセンは、(秋春制である)欧州とは異なるカレンダーの中国、日本、アメリカへ行く可能性がある。ただそれが起こるのは、エキゾチックなクラブが門を叩いた場合にのみ限られる」とリポート。今後の動向次第では、JリーグやMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)に新天地を求める可能性があると主張した。

 元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタやMFフアン・マタなど、直近数年間にわたりビッグネームが参戦しているJリーグ。クラーセンの獲得に動くJリーグクラブが現れるか注目が集まる。