J1昇格を果たしたジュビロ磐田は、FWファビアン・ゴンザレスの契約問題に関する補強禁止処分を受けていたが、今オフに補強解禁。ブラジル1部クルゼイロから2部グアラニFCへレンタル移籍中のブラジル人FWブルーノ・ホセを獲得することで合意に達したと、ブラジル国内で報じられている。
現在25歳のホセは、右利きのウインガー。SCインテルナシオナルをはじめブラジル国内の複数クラブを経て、昨年4月にクルゼイロからグアラニへレンタル移籍。加入当初から主に右サイドでスタメンでの出場機会を得ると、今季もリーグ戦37試合中29試合でスタメン出場。左サイドでも起用される中、4ゴール7アシストをマークしている。
かつてセレッソ大阪やアビスパ福岡に在籍していたブラジル人FWブルーノ・メンデスのチームメイトでもあるホセ。ブラジルメディア『iG Esporte』によると、ホセとグアラニのレンタル契約は来年12月まで残っていたが、今季限りでの退団が決まった模様。同メディアは27日に「ホセはジュビロ磐田とサインを交わした。移籍金は伏せられているが、契約は成立している」と伝えているが、同選手と磐田の契約年数は報じていない。
ただブラジル国内での報道によると、ホセはグアラニで年俸72万レアル(約2000万円)を受け取っていたとのこと。「選手本人はグアラニでのプレーを望んでいたが、より大きな経済的安定を求めて移籍を決断した」と、磐田移籍に至った背景も報じられている。
なお磐田所属の外国籍選手では、ブラジル人MFドゥドゥが今季リーグ戦ほぼ全試合スタメン出場で9ゴール4アシストをマーク。東京五輪のU24ブラジル代表DFリカルド・グラッサも、不動のセンターバックとしてJ1昇格に貢献。ファビアン・ゴンザレスはスタメン出場2試合と、存在感を発揮できなかった。