町田浩樹 写真:Getty Images

 ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)所属の日本代表DF町田浩樹には、トッテナム・ホットスパーやバイエルン・ミュンヘンからの関心が報じられている。その町田にとって、リバプール所属MF遠藤航との日本代表対決が自身の今後を左右する一戦となりそうだ。

 町田には先月下旬にベルギー1部クラブ・ブルッヘからの関心が報じられたほか、今月21日には英メディア『90min』が「トッテナムがDFミッキー・ファン・デ・フェンの負傷離脱をうけて、センターバックの獲得を目指している。アンジェ・ポステコグルー監督は、攻撃的なハイラインでプレーするのに必要なフィジカル能力を備えている点で、町田のプレーに感銘を受けている」と伝えていた。

 またルーマニアメディア『Digi Sports』は「バイエルンは守備陣の強化を狙っており、町田も獲得候補のひとりだ」とリポート。日本代表で台頭著しい同選手に、ビッグクラブがこぞって熱視線を送っている。

 そんな町田の去就についてベルギーメディア『Voetbal』は、「ユニオンSGは12月14日開催のUEFAヨーロッパリーグで、ホームにリバプールを迎え撃つ。この一戦では、トッテナムのスカウトが現地視察して、町田のプレーに注目するかもしれない。そこで結果を残せば、プレミアリーグをはじめ主要リーグへの移籍に近づくだろう」と綴っている。

 なおユニオンSGのフィリップ・ボーマンズCEO(最高経営責任者)は先日、テレビ番組『De Zevende Dag』に出演した際、今季途中で町田が退団する可能性を否定。「我々は毎年、冬に選手全員をチームにとどめることにかなり成功している。今年も(既存戦力の維持に)挑戦するつもりだ」

 「町田に対する他クラブからの関心はたくさんあるが、我々としてはシーズンが終わるまで控えておくつもりだ。まずは一緒に何かを成し遂げたい」と、現有戦力の維持に努める方針を打ち出している。