ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)所属の日本代表DF町田浩樹は、26日に行われたベルギー1部リーグKAAヘント戦でフル出場。ヘント所属DF渡辺剛もフル出場と日本人対決が実現したが、町田と相手選手による一触即発のシーンが話題を呼んでいる。
町田は昨年1月に鹿島アントラーズからユニオンSGへレンタル移籍。昨年夏に臀部を負傷して長期離脱を余儀なくされていたが、今年1月の公式戦で復帰すると、その後は出場機会を確保。今年夏、買い取りオプション行使によりユニオンSGへの完全移籍を果たすと、今季もここまでベルギー1部リーグ戦14試合中11試合で先発出場。不動のセンターバックとして活躍すると、日本代表でも出番を増やしている。
今月開催のFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選でも、2試合ともにプレーした町田。シリア戦から中4日で迎えたヘント戦でもスタメンに抜てきされると、前半16分に自陣左サイドのスペースを突いたフィードを巡って、MFマティス・サモワーズと競り合う。
町田はボールがゴールラインを割る直前にサモワーズに身体をぶつけると、ラインを割った後にも再び体当たり。するとサモワーズが両手で町田の胸ぐらを突き、両選手が至近距離で睨み合う事態に。ただ主審や他の選手が仲裁に入ったことにより落ち着きを取り戻すと、両選手にカードが提示されることなく試合が再開されている。
このシーンは日本人のSNSユーザーにより、X(旧ツイッター)で瞬く間に拡散。「町田、立派になったなあ!」「頼もしい」「必要なところで熱い選手はマジで好き」「これはトッテナム行く!」と好意的なコメントが寄せられる一方、「2回目体当たりする必要はなかった」「余計なチャージしているのが格好いいのか?」などと、ボールがラインを割った後の体当たりが不要だったという批判も沸き起こっている。