霜田正浩監督 写真:Getty Images

 松本山雅FCは今月26日開催の明治安田生命J3リーグ第37節カマタマーレ讃岐戦で0-0と引き分け、今季J2昇格の可能性が消滅。同クラブOBである高崎寛之氏のDF橋内優也に対するメッセージが話題を呼んでいるほか、安田理大氏は霜田正浩監督の来季続投報道に首を傾げている。

 昨季J2最下位と苦杯を舐めた松本は、シーズン終了後に霜田監督を招へい。新体制のもとで今季へ臨んだが、開幕から勝ち切れない試合が目立ち、上位争いに食い込めず。今月18日のY.S.C.C.横浜戦で敗れると、讃岐戦でもドロー。最終節のみを残す中、J2昇格圏の2位鹿児島ユナイテッドFCから勝ち点7差の9位と、J2昇格への道が絶たれた。

 松本で7年目を過ごしている橋内は、Y.S.C.C.横浜戦後に「最後までワンソウルで戦いたい」と、ファン・サポーターにむけてメッセージを発信したとのこと。この橋内の言葉に檄を飛ばしたのが、かつて2016シーズン途中から約3年半にわたり松本でプレーしていた高崎氏だ。

 高崎氏は讃岐戦後にX(旧ツイッター)を更新。「橋!サポーターに甘え過ぎ」と切り出すと、「ベテランが1番批判されんだぞ。ベテランが矢面に立つんだぞ。今の山雅は村山(智彦)が矢面に立つのか? 俺は背中で色々見せてきたぞ? ONESOU 1は今じゃ逃げの言葉。少々自粛を」と、厳しい言葉を並べると、「言いたいこと言ってくれてありがとう」「高崎の言葉は突き刺さる」「OBに言わせてはいけない」などというコメントが寄せられるなど、反響を呼んでいる。

 また2022シーズンに松本でプレーしていた安田氏も、讃岐戦後にXを更新。霜田監督の続投報道を伝えるニュース記事を引用した上で、肩をすくめる男性の絵文字を投稿。これにはファン・サポーターから「俺も同意見」「OBにまでこんな反応されるのか…」「1年しか在籍しなかったのに、クラブに触れてくれることに感謝」といったメッセージが寄せられている。

 12月2日の今季最終戦でホームに奈良クラブを迎え撃つ松本。ファン・サポーターやクラブOBから厳しい視線が注がれているだけに、抜本的な改革が必要なのかもしれない。