ラツィオ所属の日本代表MF鎌田大地は、25日に行われたセリエA(イタリア1部)第13節のサレルニターナ戦でフル出場も低調なパフォーマンスに終始。現地メディアから批判を浴びる中、ラツィオ公式SNSの投稿が物議を醸している。
鎌田は今季開幕からリーグ戦4試合つづけてスタメン出場も、その後は全試合でベンチスタート。主力選手であるルイス・アルベルトとプレースタイルが似ているとの指摘が飛ぶ中、サレルニターナ戦ではアルベルトが累積による出場停止だったため、リーグ戦9試合ぶりに先発出場。しかし攻撃面でほとんど見せ場を作れず、チームも最下位クラブ相手に1-2と敗れた。
それだけに『トゥットメルカート』をはじめ、イタリアメディアはこぞって鎌田をチーム最低評価に。『カルチョメルカート』が「アルベルトのようなプレーを期待したのが間違い」と斬ると、現地ジャーナリストのダミアーノ・エル・ファイナ氏は「鎌田がピッチにいると、10人で戦っているようなもの」と厳しいコメントを残している。
以前から鎌田に対する評価が厳しいこともあり、ラツィオの公式X(旧ツイッター)アカウントは、サレルニターナ戦の結果速報ポストで鎌田のソロ画像をアップ。イタリアのSNSユーザーから同選手やマウリツィオ・サッリ監督に対する批判投稿が相次いでいる。
しかし日本のSNSユーザーからは「鎌田スケープゴートにされている…」「ラツィオ公式にイラつく」「ラツィオ公式、こうゆう時に限って鎌田使ってくるの本当に謎」といった声が。鎌田に移籍を勧めるコメントもあるほか、「もう日本人選手はイタリア行かない方がいい」といった意見も見られる。
現地で戦犯扱いにされている鎌田。今月28日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)セルティック戦を控えているが、FW古橋亨梧との日本人対決は実現しないかもしれない。