浦和レッズのゴール裏 写真:Getty Images

 今月29日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)武漢三鎮戦を控える浦和レッズに朗報だ。武漢所属の中国代表FWウェイ・シーハオが、今月8日開催のハノイFC戦における相手選手への“顔面蹴り”により、処分を受けている。

 ウェイ・シーハオはACLグループステージ第4節のハノイ戦で、74分にMFファム・スアン・マインを倒すと、ファムが起き上がろうとした際に左膝で顔面蹴り。ハノイの選手たちはウェイ・シーハオに詰め寄ると、主審は同選手にレッドカードを提示している。

 ベトナムメディア『ダントリ』によると、アジアサッカー連盟(AFC)はウェイ・シーハオに対してAFC主催大会3試合の出場停止と1000ドル(約15万円)の罰金処分を科したとのこと。同メディアは「ウェイ・シーハオはスポーツマンシップに反する行為をとり、中国クラブ(武漢)も醜いイメージを残した」と批判。

 「ウェイ・シーハオが反スポーツ的行為により厳罰処分を科せられるのは、今年のみで3回目だ。今年7月には審判への侮辱行為により、中国サッカー協会から6試合の出場停止処分を受けた」と、過去の愚行もあわせて紹介している。

 そんなウェイ・シーハオは、昨年1月のカタールW杯アジア最終予選で日本代表MF南野拓実と衝突したことでも知られている。この埼玉スタジアム開催の一戦では、前半から中国代表選手がラフプレーを連発すると、70分に南野がウェイ・シーハオが至近距離で睨み合うなど険悪なムードに。主審からなだめられて落ち着きを取り戻したが、中国メディアは南野に対してイエローカードを提示しなかった主審の判断を非難していた。