仮装した人々が大挙して出歩くハロウィンの夜は、犯罪者にとっても紛れ込みやすい環境となっている。米国・フロリダ州のキーウエストでは、バナナのコスチュームを着用した男が、股間からもう1本の“バナナ”を露出させたとして逮捕された。
地元警察の発表によると、逮捕されたのはマイアミ大学の2年生、カイル・モーティマー(20)。市民から「バナナの格好をした男が立ち小便をしている」との通報があり、警察官が現場に向かったところ、特徴と一致する男を発見したという。
立ち小便は日本でも軽犯罪法違反に問われるが、アメリカ全土においても同様で、州によっては公然わいせつとして扱われることもある。今年8月には、ミシシッピ州で10歳の少年が立ち小便をしたとして身柄を拘束される事件もあった。
そんな事情もあってか、警察官に呼び止められたモーティマーは繁華街に向かって一目散に逃走。ジグザグ走行しながら他の仮装者に紛れ込もうとしたものの、待機していた別の警察官にコスチュームの“皮”の部分を掴まれ、あえなく御用となった。モーティマーは治安びん乱行為など2件の罪に問われており、マグショットはコスチューム姿のまま撮影された。これを機に、人間として一皮剥けてほしいところである。
ハロウィンに便乗した事件は、そのほかの国でも発生している。イギリスでは、アリアナ・グランデのコンサートで自爆テロを起こした、サルマン・アベディ容疑者に扮した男がSNSで炎上し、「公共通信網を悪用した攻撃的な画像の拡散」などの罪に問われて逮捕されている。男は頭にターバンを巻き、「BOOM(ドカーン)」「TNT」と落書きされたリュックを背負い、着ていたTシャツには「I love Ariana Grande」などと書かれていたという。
また、南米のペルーでは、ジェイソンやフレディといったホラー映画の有名キャラクターに扮した警官隊が、麻薬組織のアジトを急襲するという出来事もあった。ハロウィンに便乗するのは犯罪者だけではないようだ。
日本でも、渋谷などでこういった“潜入捜査”を行えば、隠れた犯罪を炙り出せるのではないだろうか? 個人的には、ミニスカポリスに扮した本物の女性警察官や、「三億円事件」の容疑者(のモンタージュ画像)に扮した本物の白バイ隊員などを見てみたい……。
参考:「97X」ほか
ゼロ次郎
2015年からライターとして活動。 得意ジャンルは国内外のB級ニュースや珍事件。「トカ
ナ」 「実話ナックルズ」「日刊SPA!」を中心に執筆しているほか、 南阿佐ヶ谷のライブ
ハウス「Talking Box」で、出版関係のトークイベントを毎月開催中。
X: @zerojirou
文=ゼロ次郎
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提供元・TOCANA
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