創業180年の老舗酒蔵が届けるヴィンテージ熟成日本酒「VINTAGIENCE(ヴィンテージエンス)」の販売が、11月23日(木)に開始した。時を重ねることでしか生まれない豊潤さや、緻密な科学的アプローチで造りあげた味わいを体感できる。
日本酒の熟成という、新しい発想から誕生した逸品がそろう。
ヴィンテージ日本酒「VINTAGIENCE」
「VINTAGIENCE」の日本酒は、古酒の本質的な価値を重視し、10年から25年前後の貯蔵酒を熟成。保管方法はマイナス4°Cの氷温から蔵外常温まで、貯蔵方式や酒質も多岐にわたってテストし、品質をチェックしながら熟成させていく。通常フレッシュな方が良いとされる日本酒を、あえて熟成のために育てている。
また、最初に安定した酒質を造り、10年の温度管理を綿密に行い、水圧や振動による味の変化なども科学的に分析。これらのプロセスと理論的な研究により、同商品は他とは異なる最高峰の熟成酒へと変貌を遂げていく。
山々に囲まれた忍びの里―伊賀の超軟水
山々に囲まれた自然豊かな忍びの里、三重県伊賀に、硬度3.0という超軟水の湧き出る土地がある。本来なら酒造りには向かないはずの超軟水だが、それがこの土地の水だけは驚くほどうまい日本酒に仕上がっていくという。やわらかな喉ごし、繊細でたおやかな味わい。不思議なことにこの酒は、寝かせるとその味が研ぎ澄まされ、奥深いうまさになっていく。
半生をかけて生まれた熟成のグラデーション
さまざまな酒質の酒を眠らせ、熟成温度による味の違い、時を経ることで生まれる味の変化を綿密に記録し続けること数十年。一日、一日、手に汗を握るようにしてその酒のピークを待ち続ける。やがて熟成を経た日本酒は作り手の想像すら超える味わいのグラデーションを織りなす。
時を重ねることでしか生まれない新たな領域へ到達した日本酒。時を重ねることの深みを知る、成熟した大人のためのヴィンテージが生まれた。
「VINTAGIENCE」3つのラインアップ
今回紹介する商品のラインアップは「焔霞 HONOKA 2001」「碧雨 HEKIU 1995」「煌宵 KIRAYOI 1995(限定品)」。蔵内の冷蔵設備を備えたタンクでそれぞれに合った熟成期間を経て、冷蔵での保管から蔵内の常温に切り替えて熟成させた。
焔霞 HONOKA 2001
ビターなアロマと力強さの饗宴から生まれる温かみのある味わいの「焔霞 HONOKA 2001」は低温16年、蔵内常温6年の熟成を経ている。
碧雨 HEKIU 1995
まるで雨音の調べとともに、心の深淵へ旅するような幻想的な一杯が味わえる「碧雨 HEKIU 1995」は、低温22年熟成。23年目以降は冷蔵での保管から蔵内の常温に切り替えて熟成を進めた。
煌宵 KIRAYOI 1995<限定品>
そして、心震える珠玉の一本「煌宵 KIRAYOI 1995」は限定品。低温15年、蔵内常温13年で熟成を経ている。その味はまるで、熟成のグラデーションがグラスの中で奏でるコンチェルトだ。
科学的アプローチで熟成させることで深みを増した、特別な味を試してみたい。
(hachi)
※表示価格は税込