浦和レッズ所属のギニア代表FWホセ・カンテは、今月25日開催に行われた明治安田生命J1リーグ第33節アビスパ福岡戦でスタメン出場。今季限りでの現役引退が報じられているが、本人は浦和加入前の2021年時点ですでに引退を思い描いていたという。
カンテはスペインやポーランド国内の複数クラブを経て、2021年にカザフスタン1部FCカイラトへ加入。昨年8月にFCカイラトから中国1部・滄州へ移籍すると、今年3月から浦和でプレー。今季序盤はスーパーサブという立ち位置だったが、8月以降はリーグ戦でほぼ全試合スタメン出場。チーム最多の8ゴールを挙げたほか、AFCチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献していた。
来季も浦和に必要不可欠な戦力として、ファン・サポーターから期待を寄せられていたカンテだが、日本の一部メディアは現役引退の可能性を報道。本人は2022年1月のアフリカネイションズカップ参戦前、スペイン紙『アス』のインタビューで以下のようなコメントを残していた。
「スペインには息子がいるし、良い形でサッカーを終えることを楽しみにしている。僕のキャリアは長い。2021年にカザフスタンのクラブと契約した時、2、3年良いプレーをして引退するという考えがあったんだ」
「(2022年1月時点で)体力的に問題ない。どの試合でも自己犠牲しているし、引退はまだ早いかもしれない。だけど、(2、3年後に引退するという)自分の考えを変えるつもりはないよ」
国内タイトル無冠が確定し、マチェイ・スコルジャ監督の退任も決まっている浦和。今年12月にFIFAクラブワールドカップを控える中、来季に向けての補強も気になるところだ。