セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧は、25日に行われたスコットランド1部リーグ第14節マザーウェル戦でスタメン出場。プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパーやブンデスリーガ(ドイツ1部)複数クラブからの関心が報じられているが、現時点で移籍の可能性は低いという。
古橋は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとで30ゴール以上をマークするなど、リーグ連覇とスコットランド3冠に大きく貢献。シーズン終了後にポステコグルーがトッテナムの監督に就任すると、同クラブ移籍の可能性が報じられたが、今年7月にセルティックと2027年6月までの契約延長で合意。新たに4年契約を結んでいる。
そしてブレンダン・ロジャーズ監督のもとで迎えた今季も、リーグ戦14試合の出場で6ゴール2アシストをマークするなど、絶対的ストライカーとして活躍。12日開催の第13節アバディーン戦では後頭部を強打。脳震盪の疑いにより日本代表に合流しなかったが、マザーウェル戦で復帰している。
そんな古橋の去就については、英紙『サン』は今月4日に「トッテナムを率いるポステコグルー監督は、スカウトにスコットランドへ4日間の偵察任務を課した」とし、セルティック戦視察をリポート。英メディア『チームトーク』は古橋の獲得に興味を示しているクラブとして、ブレントフォードやウニオン・ベルリンを挙げていた。
しかしイギリスの移籍市場に精通するディーン・ジョンズ氏は「(古橋の移籍は)当面はないと思う」と主張。「トッテナムが来年1月に獲得するのは難しいだろう。トッテナムが目をつけている選手であることは知っているが、セルティックは古橋を失いたくはない。だから、今シーズン途中での移籍する可能性は低いだろう」と、トッテナムからの関心は事実だとしている。
くわえて『チームトーク』は、同選手に近い関係者の話として「彼はセルティックで満足している。急いで移籍する必要はない」と報道。来年1月にアジアカップ参戦の可能性もあるだけに、今季途中で移籍する可能性は低いとの見方を示している。