FC東京のユニフォーム 写真:Getty Images

 FC東京は今月25日に味の素スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第33節で、北海道コンサドーレ札幌に1-3と逆転負け。試合後、スタンドに新エンブレムに対する抗議の横断幕が掲出され、ネット上で話題を呼んでいる。

 FC東京は今年2月に「【創立25周年を迎えて】クラブエンブレムのアップデートについて~首都・東京のクラブとして都民にとって真のシンボルになるために~」と題して、クラブエンブレムのアップデートを行う考えをサポーターや関係者などに共有。

 ファン・サポーターとクラブ幹部による意見交換が行われた後、今年10月に来季から使用するエンブレムを発表。デザインについて「新しいエンブレムは、みなさまと築き上げてきました歴史の『継承』と、またこれからみなさまと創り上げていく新しい歴史のための『革新』を合わせたものに仕上げました」と、クラブ公式サイトを通じて説明していた。

 ただ味の素スタジアムで行われた今季最終戦では、特別ムービーで新エンブレムが登場した時にゴール裏からブーイングが沸き起こった。またホーム最終戦セレモニー終了後には「MIXIさんへ クラブ、ファンの分断を生んでまでエンブレム変更を急かした理由は何?」と書かれた横断幕が掲出されている。

 その横断幕の内容は、瞬く間にX(旧ツイッター)上で拡散。「いつまでエンブレムのことを言っているのか?」「エンブレム変えることを発表してから半年以上経っているけど、どこをどう捉えれば急かすという思考になるのか?」「あなたたちはこれまでのエンブレムを大事にしていましたか?」などと、横断幕の内容に対する疑問や批判が相次いでいる。