鹿島アントラーズは今月24日に行われた明治安田生命J1リーグ第33節で、川崎フロンターレに0-3と敗北。試合終了後の鹿島サポーターの様子がSNSで拡散され波紋を呼んでいるほか、浦和レッズサポーターに対する処分内容が比較対象となっている。
サンフレッチェ広島、名古屋グランパスなどと上位争いを繰り広げている鹿島は、今月11日のJ1第32節・柏レイソル戦で引き分け。敵地での川崎戦では、FWレアンドロ・ダミアンに2ゴールを許すと、84分にはPKから失点。シュート15本を放ちながらも得点を奪えなかった。この川崎戦での黒星により、鹿島は2024/25シーズンAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)出場圏の3位・浦和から勝ち点6差の6位。AFC主催大会出場への道が絶たれた。
等々力陸上競技場のアウェイエリアに詰めかけた鹿島サポーターからは不満の声が。試合後、挨拶する選手に対してブーイングを浴びせているが、この時に前方にいた一部のサポーターがピッチレベルに降りて柵を蹴り、警備員ともみ合いになった。
このシーンはX(旧ツイッター)で瞬く間に拡散。「また鹿島サポーターか…」「アウェイの柵蹴ったりするのは、器物損壊だと思うけど…」「スタジアムに来ないでほしい」などと、当該サポーターに対する批判が沸き起こっているほか、「ペットボトルを投げ込んだ」という書き込みも見られている。
またサポーターの問題行動では、今年夏に天皇杯名古屋グランパス戦で暴徒化した浦和サポーターに対して無期限入場禁止が科されたほか、昨年には新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインで禁止されている声出し応援が繰り返されたとして、浦和に罰金2000万円という厳罰が下っている。
それだけに今回の鹿島サポーターの行為に対して「鹿島にも浦和と同じくらい、ちゃんとした処分を!」「野々村チェアマンは鹿島にも厳しく対応してほしい」といった声が上がっている。