ミッチェル・ランゲラック 写真:Getty Images

 名古屋グランパス所属のオーストラリア代表GKミッチェル・ランゲラックが、25日に明治安田生命J1リーグ第33節ヴィッセル神戸戦を控える中、自身の去就について語った。

 ボルシア・ドルトムント、VfBシュツットガルト、UDレバンテなどに在籍していたランゲラックは、2018シーズンから名古屋でプレー。来日1年目から正守護神として活躍する中、2021シーズンのYBCルヴァンカップ優勝に大きく貢献。今季もここまでリーグ戦全試合でスタメン出場しているほか、今年5月のJ1第13節・鹿島アントラーズでのプレーにより、名古屋でのJ1リーグ通算出場試合数が「185」に。ドラガン・ストイコビッチ氏を抜いて、歴代外国人選手の最多記録を更新している。

 今もなお名古屋に必要不可欠な存在であるランゲラックだが、メルボルン・ビクトリーからドルトムントへ移籍した2010年以降、豪州でプレーしていない。それだけに本人は豪州メディア『キープアップ』のインタビューで「現役引退前に、絶対Aリーグ(豪州1部)に戻ってプレーしたいね。そのタイミングが、いつになるかは分からないけど、(母国復帰を)計画しているのは間違いないよ」と、将来的な母国復帰の可能性を語っている。

 また『キープアップ』は「ランゲラックは日本でのプレーを新たなレベルに引き上げた。ヨーロッパからの関心も集めていたが、(欧州復帰のために)名古屋を離れることを考えていない」と伝えている。

 本人はストイコビッチ氏の最多記録を更新したことを受けて、「これまで200試合以上プレーしたけど、欠場したのはたった2試合だ。100試合、200試合出場をJリーグ最速で達成できたと思う。僕はピッチに立ち続けることを重要視している。この記録をさらに伸ばしたいね」とコメント。Jリーグでの記録更新に意欲を見せているだけに、今オフの名古屋残留が期待される。