日本代表OBの内田篤人氏は、今月16日開催のFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選ミャンマー戦で解説を担当。MF佐野海舟(鹿島アントラーズ)によるボール奪取の場面で「佐野海舟がボール回収」と発言したことの舞台裏を明かしている。
テレビ朝日系で生中継のミャンマー戦では、実況担当と解説の松木安太郎氏がパナソニックスタジアム吹田のスタンドから戦況を見つめていた一方、内田氏は都内にあるテレビ朝日本社からリモート出演していた。
後半キックオフから佐野がピッチに立つと、早速敵陣でボールを奪取。内田氏は「ボールを回収」と言葉を発すると、ユーモアたっぷりの解説に定評のある松木氏は「僕のお株が」と苦笑。内田氏が「ボール奪取ですね」と言い直す一幕があった。
そんな内田氏はDAZN制作『フットボール・タイム』に出演した際、佐野のボール奪取に言及したシーンを回顧。テレビ朝日本社でともに観戦していたヒロド歩美アナウンサーを称えている。
「俺だけテレビ朝日本社の六本木からリモートで参加していて、皆さんは現地に行っていたけど、隣にヒロド歩美さんも座っていて。『勉強する!』って言って、あの方偉いですわ」
「俺が言ったことをメモって、ちゃんと勉強されるんですよ。俺があの一言を言った瞬間に、ヒロドさんはちゃんと『佐野海舟がボール回収』とメモをとっていた。恥ずかしいと思った。時遅しでした」
ヒロドさんは早稲田大学を経て、2014年に朝日放送へ入社。『熱闘甲子園』のキャスターを務めるなど実績を積み重ねて、今年4月からフリーアナウンサーへ転身。現在はテレビ朝日系『報道ステーション』のスポーツキャスターをレギュラーで担当している。