ポルティモネンセ所属の日本代表GK中村航輔は今年9月の国際親善試合トルコ戦で負傷したが、今月25日のポルトガル国内カップ戦で復帰する模様。FIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選2試合では招集外だったが、来年1月のAFCアジアカップでは前川黛也(ヴィッセル神戸)、鈴木彩艶(シント=トロイデンVV:STVV) 、大迫敬介(サンフレッチェ広島)らとメンバー枠を争いことになりそうだ。
中村は2021/22シーズンまでポルティモネンセのトップチームでほとんど出番がなかったものの、昨年8月の正守護神退団をきっかけにレギュラーに定着。ポルトガル1部リーグ戦での活躍が評価され、今年6月に代表復帰を果たしていた。
しかし9月12日に行われたトルコ戦で、前半終了間際に相手選手との接触により右肩を脱臼。途中交代を余儀なくされると、ポルティモネンセに再合流した後も公式戦での欠場が続いていた。
ポルトガル紙『ア・ボーラ』によると、中村は手術せず、保存治療により右肩を完治させたとのこと。森保ジャパンがW杯予選に臨んでいる間、2週間にわたり所属クラブのトレーニングに参加していることから、25日のSCブラガ戦で復帰の予定だという。
一方、日本代表は来年1月1日に国際親善試合タイ戦を控えているほか、同月14日からアジアカップでの戦いに突入。タイ戦に関しては国際Aマッチデー期間外であり、日本代表の拘束力がない。中村は12月31日にスポルティングCP戦を控えているだけに、タイ戦では招集外となることがほぼ確実だ。
ただ欧州でコンスタントにプレーしているゴールキーパーは少ない。それだけに中村がタイ戦をパスして、本番ぶっつけでアジアカップに臨む可能性も考えられる。